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  1. 名護市議会 2022-03-02
    03月14日-08号


    取得元: 名護市議会公式サイト
    最終取得日: 2022-12-19
    令和4年第206回名護市定例会              第206回名護市議会定例会会議録┌─────────┬───────────────────────────────┐│招 集 年 月 日│       令和4年3月2日 水曜日 午前10時       │├─────────┼───────────────────────────────┤│招 集 の 場 所│         名 護 市 議 会 議 場         │├─────────┼───────────────────────────────┤│開       議│      令和4年3月14日 月曜日 午前10時0分      │├─────────┼───────────────────────────────┤│散       会│      令和4年3月14日 月曜日 午後3時46分      │└─────────┴───────────────────────────────┘出席並びに欠席議員 出  席 25名 欠  席 0名┌────┬───────────┬───┬────┬───────────┬───┐│議席番号│    氏  名    │出 欠│議席番号│    氏  名    │出 欠│├────┼───────────┼───┼────┼───────────┼───┤│  1  │  島 袋  力   │ 出 │  15  │  翁 長 久美子  │ 出 │├────┼───────────┼───┼────┼───────────┼───┤│  2  │  長 山 正 邦  │ 出 │  16  │  仲 村 善 幸  │ 出 │├────┼───────────┼───┼────┼───────────┼───┤│  3  │  大 浜 幸 秀  │ 出 │  17  │  比 嘉 拓 也  │ 出 │├────┼───────────┼───┼────┼───────────┼───┤│  4  │  吉 居 俊 平  │ 出 │  18  │  宮 城 安 秀  │ 出 │├────┼───────────┼───┼────┼───────────┼───┤│  5  │  川 野 純 治  │ 出 │  19  │  比 嘉  忍   │ 出 │├────┼───────────┼───┼────┼───────────┼───┤│  6  │  石 嶺 康 政  │ 出 │  20  │  岸 本 直 也  │ 出 │├────┼───────────┼───┼────┼───────────┼───┤│  7  │  仲 尾 ちあき  │ 出 │  21  │  金 城 善 英  │ 出 │├────┼───────────┼───┼────┼───────────┼───┤│  8  │  金 城  隆   │ 出 │  22  │  大 城 秀 樹  │ 出 │├────┼───────────┼───┼────┼───────────┼───┤│  9  │  宮 城 さゆり  │ 出 │    │    欠 員    │   │├────┼───────────┼───┼────┼───────────┼───┤│  10  │  宮 里  尚   │ 出 │  24  │  神 山 正 樹  │ 出 │├────┼───────────┼───┼────┼───────────┼───┤│  11  │  大 城 敬 人  │ 出 │  25  │  小 濱 守 男  │ 出 │├────┼───────────┼───┼────┼───────────┼───┤│  12  │  東恩納 琢 磨  │ 出 │  26  │  比 嘉 祐 一  │ 出 │├────┼───────────┼───┼────┼───────────┼───┤│  13  │  比 嘉 勝 彦  │ 出 │    │           │   │├────┼───────────┼───┼────┼───────────┼───┤│  14  │  平   光 男  │ 出 │    │           │   │└────┴───────────┴───┴────┴───────────┴───┘ 署名議員       14番 平 光男  15番 翁長 久美子 議事日程       別紙のとおり 会議に付した事件   別紙のとおり 会議の結果      別紙のとおり法第121条第1項による出席者              市 長  渡具知 武 豊              副市長  金 城 秀 郎 総務部長     比 嘉 一 文    企画部長    棚 橋 邦 晃 地域経済部長   平 得  薫     市民部長    仲 本  太  福祉部長     荻 堂 盛 邦    こども家庭部長 比 嘉 ひとみ 農林水産部長   玉 城  勝     建設部長    當 山  賢  環境水道部長   佐久川 博 光    消防長     安 里  順  総務部参事    祖 慶 実 季              教育長  岸 本 敏 孝 教育次長     岸 本 尚 志議会事務局出席者 事務局長     屋 部 憲 克    次長兼庶務係長 大 城 秀 樹 議事係長     宮 城  建     庶務係調査法制 金 城  浩                      担当主査 議事係      島 袋 ちえり    庶務係     久 高 志 津 議事係      岸 本 健 伸    議事係     上 地  健  会計年度任用職員 玉 城 直 喜 ○大城秀樹議長 おはようございます。これから本日の会議を開きます。 日程により一般質問を行います。比嘉勝彦議員一般質問を許します。 ◆比嘉勝彦議員 ハイサイ、グスーヨ、チューウガナビラ。ただいま議長のお許しが出ましたので議席番号13番、にぬふぁぶし名護、比嘉勝彦、第206回名護市議会定例会、一般質問をさせていただきます。恒例で所感を述べさせていただきたいのですが、今般は少し気になる新聞社の社説がありましたので紹介をさせていただきたいと思います。政府は「防衛装備移転三原則」の運用指針を改定し、戦争下のウクライナに防弾チョッキなどを供与した。政府は、ウクライナに限定しており「殺傷能力を持つ装備品を提供する考えはない」とするが、なし崩し的に武器の供与・輸出が拡大する懸念がある。平和憲法を掲げる日本は民生分野で支援できることがいくらでもある。民生支援に徹するべきだ。「防衛装備移転三原則」は2014年、当時の安倍内閣がそれまでの「武器輸出三原則」を廃止して、条件付きで武器輸出ができるようにした防衛装備品の輸出ルールである。輸出先を米国をはじめ安保面で協力関係にある国などに限定し、条約や国連安保理決議に反する場合や安保理が措置を取っている紛争当事国への輸出を禁じている。ウクライナはまさに紛争当事国である。しかし、侵略を始めたロシアが安保理常任理事国であるため「措置」を取ることができないことから、「三原則」の禁止に該当しないと判断した。その上で「国際法違反の侵略を受けているウクライナに対して自衛隊法に基づき防衛相が譲渡する防衛装備」と追加した。自衛隊法の規定は、開発途上国に「不用な装備品」を譲渡できるとした条項で、前例は紛争状態にないフィリピンへの2回しかない。このような恣意的と言わざるを得ない解釈と特例で簡単に変えられていいのだろうか。「三原則」の運用は、国家安全保障会議の首相、官房長官、外相、防衛相の4大臣のみで決定される。事前の国会審議はない。今回は4日に協議を行い、8日に持ち回りで決定し直ちに第一陣を出発させた。14年の「武器輸出三原則」廃止の背景には軍需産業からの強い要請があった。廃止以前は例外措置が行われるたびに「死の商人に道を開く」と批判された。この間の日本の軍事化は、例外や特例、既成事実化によってなし崩しでルールを変えることで拡大し、後戻りできない状態がつくられてきた。「非殺傷」装備品の防弾チョッキが「アリの一穴」となり、次は弾薬やミサイルになりはしないか。そもそも今回、「防衛装備移転三原則」に基づく必要があったのか。「三原則」では防弾チョッキは「防衛装備品」すなわち武器だが、ほかに供与されるヘルメット、防寒服、テント、カメラ、衛生資材、非常用糧食、発電機と同様に、民生品を調達することも可能だ。緊急対応が必要だとすれば、災害用備蓄資材を回すことも検討できたのではないか。人口4,300万人余りのウクライナでは、この戦争で国内避難民が700万人、外国への難民が400万人に達すると想定されている。日本は平和国家として、避難民への幅広い民生支援を展開するとともに、戦争を終わらせるための外交に力を注ぐべきだ。それでは一般質問に入らせていただきます。質問の事項1 施政方針より。今般、渡具知市長より令和4年度の施政方針が提出されました。以下について伺います。要旨(1)(市政運営の基本方針)から。ア 「これはひとえに市民をはじめ、市議会議員や市職員の皆様の力強いご支援、ご協力があったからこそであります。」とありますが、今般、市長二期目当選直後の2月15日に岸田総理へ「名護市の振興発展について」を求め、上京し要請をされております。新たな財政的支援では「過去の再編交付金の不交付期間も踏まえ、調整交付金の増額や、本市の地域振興の安定的な実施に資する新たな制度の創設も含め、新たな財政的支援についてご高配を賜りますようお願いいたします。」とあります。本市の地域振興に資する新たな制度とはどのようなものかご教示願います。イ 国へ財政的支援を求めることは依存財源を増やすことになると懸念されるが、将来へ向けての基本的財源構造をどのように考えていますか。ウ ア及びイに関連して、国へ依存(要請)することは、施政方針で明言する「地域資源を生かした自立的で持続可能な発展を目指していきます。」とある中の「自立的で持続可能な」との整合性に欠けると思われますが、その説明を求めます。要旨(2)(気を抜くことなくコロナ対策強化)から。ア ウィズコロナアフターコロナといった施策として「新型コロナ感染症予防対策室(仮)を設置し、関係機関との連携の向上を図ります。」とありますが、組織構成及び関係機関について伺います。イ 「国や県の経済対策の動向を踏まえ、住民生活や経済回復に向けて、必要な対策に取り組みます。」とありますが、国や県の事業ではなく、市独自のコロナ対策事業について伺います。要旨(3)(子育て・教育、女性の働く環境支援)から。ア 待機児童の解消を図るため、保育施設の改修、受入枠の拡大を図る事業所等への費用の一部補助や小規模保育施設整備等に対して支援していく旨ですが、いまだに待機児童の解消ができていません。財政的支援が散見されます。抜本的な見直しや対策を求めますがいかがでしょうか。要旨(4)(名護ににぎわいを取り戻すまちづくり)から。ア 「名護湾沿岸のまちづくりを基に、経済・産業振興、観光リゾート・スポーツ振興に取り組んでまいります。」とあります。「Park-PFI制度の導入による公園の魅力向上に資する取組とともに、大型遊具の導入に向けた取組を進めてまいります。」とありますが、詳細を伺います。イ 公共交通等を「有機的につなげる交通結節機能の創出として総合交通ターミナルの整備」や「中心市街地の再開発、名護漁港の機能集約化などを含め、エリア一体となった、人でにぎわうまちづくりの検討を具体的に進めてまいります。」とありますが、市街地の再開発に関しては「地域の合意形成」が重要と思われます。具体的な構想と合意形成に向けた進め方を伺います。要旨(5)(基地問題のスタンス)から。ア 「法的権限に関わる事項が生じた場合は、関係法令等に基づいて適切に対応いたします。」とあります。法的権限に関わる事項とは何を想定されているのか伺います。質問の事項2 道路行政について。要旨(1)市民から、日頃より多くの道路に関わる要請や要望が寄せられています。市道(名-165)志味屋線と市道(部-11)中山線については、近年交通量が多くなっており以下の改善を求めたいと思いますが、いかがでしょうか。ア 志味屋線と中山線との交差点への一時停止標識の設置と横断歩道の標示の補修、あるいは信号機の設置について。イ 市道中山線は湾曲や高低差による上り坂・下り坂といった道路構造と併せ、道路照明灯の整備が不十分と思われます。道路通行時の安全性と防犯面からも、当該道路への照明灯の適正な設置について。質問の事項3 国立自然史博物館誘致について。要旨(1)第188回定例会で全会一致により決議案を可決し、沖縄県及び関係機関へ文書の手交を行い、第195回、第200回、第203回の定例会にて一般質問をしました。市長の一期目の公約にもありましたが、「国立自然史博物館」の誘致について伺います。ア 誘致に関するこれまでの行動、経緯について伺います。イ 市当局はアクションプランの策定について検討はなされたのか伺います。以上、一次質問とし二次質問は自席より行いたいと思います。よろしくお願いいたします。 ○大城秀樹議長 さきの通告により一問一答事項別の申出がありますので、市当局は事項別に答弁をお願いします。棚橋邦晃企画部長。 ◎棚橋邦晃企画部長 まず質問事項1要旨(1)のアについてお答えいたします。要請の中の「新たな財政的支援」については、調整交付金の増額など既存の補助メニューの拡充、または新しい予算制度を想定して要請を行ったものでありますが、地域振興の安定的な実施に資する新たな制度の在り方について、現時点で具体的な何かがあるわけではございません。今後国において、過去の再編交付金が不交付になった期間の交付額を踏まえ検討いただきたいと考えているところでございます。続きまして質問事項1の要旨(2)イについてお答えいたします。令和3年度の市独自のコロナ対策につきましては、交通不便地域における公共交通実証実験事業コミュニティバス)、地域経済活性化応援事業(なごむん商品券)、名護市観光産業支援事業(7515(ナゴイコ)キャンペーン)などの事業を実施してまいりました。財源につきましては地方創生臨時交付金を充当し、必要に応じて一般財源でも対応してきたところでございます。また、令和4年度当初予算においては、需要が落ち込んでいる観光産業への救済支援策として名護市観光産業支援事業、名護万本桜の復活に向けた取組として名護さくらのまち推進事業新型コロナウイルス感染症の影響で魚需要が減少する漁業者を支援するための水産業支援事業等を計上しているところでございます。新型コロナウイルス感染症拡大の影響を受けている市内の経済対策につきましては、今後も国や県の動向を踏まえ、住民生活や経済回復に向けて必要な対応に取り組みたいと考えております。市独自のコロナ対策事業につきましては、地方創生臨時交付金の充当だけでなく必要に応じて一般財源でも対応していきたいと考えております。続きまして質問事項1要旨(4)のアについてお答えいたします。21世紀の森公園において、Park-PFI制度の導入による公園の魅力向上に資する取組として、令和3年度は実際に公園を整備する民間事業者の公募条件等を示す公募設置等指針のたたき台を作成するため、民間事業者が実際の集客性や採算性を確認する実証実験として、11月から12月の期間にトライアル・サウンディングを実施し、併せて民間事業者及び関係団体へのヒアリングや市民アンケート等による公園の課題やニーズの把握を行いました。令和4年度には、公園利用が多い夏のシーズンにもトライアル・サウンディングを実施することで、年間を通じた公園の集客性や採算性の把握につながり、加えて民間事業者からマーケット・サウンディング等を実施することにより、実現性の高い公募設置等指針の作成につなげてまいります。令和5年度には、公園の魅力向上に資する民間事業者の選定をし、民間事業者による整備の着手を予定しております。大型遊具につきましては、今回実施した市民アンケートなどでニーズが高いことが具体的な数値により把握できました。隣接する旧児童センターが老朽化に伴い取り壊されますことから、その用地を活用し公園のさらなる魅力創出のため大型遊具の導入検討を具体的に進めていきたいと考えております。続きまして、同じく質問事項1要旨(4)のイについてお答えいたします。議員のおっしゃるとおり、市街地の再開発には「地域の合意形成」が重要となります。具体的な取組といたしましては、令和4年度から該当エリアの再開発に向けた基礎調査を実施するとともに、関係機関との調整、住民・地権者への説明会や意見交換を通じた合意形成を図ってまいります。 ○大城秀樹議長 比嘉一文総務部長。 ◎比嘉一文総務部長 私のほうから質問の事項1要旨(1)イ、それから質問の事項1要旨(2)アについてお答えいたします。質問の事項1要旨(1)のイについてお答えします。歳入予算を財源別に区分しますと、依存財源は国や都道府県の意思決定に基づき交付される地方交付税や国庫支出金、県支出金などであり、自主財源は地方公共団体が自主的に収入し得る財源である地方税や財産収入、使用料及び手数料、寄附金などがあります。歳入予算全体に占める自主財源の比率が高いほど歳入構造が安定的であり、行政運営が自主的に行えるとされております。名護市の過去10年間の自主財源比率を見ますと、おおむね30%前後で推移しておりますが、地方税の徴収率のさらなる向上やふるさと納税の充実などにより、自主財源の確保に努めていきたいと考えております。また、市民サービスの充実のため、国庫支出金、県支出金も活用し行政運営を行っていきたいと考えております。次に、質問の事項1要旨(2)のアについてお答えいたします。今回、施政方針に掲げております「新型コロナ感染症予防対策室」については、感染対策の切り札であるワクチン接種業務を主な所掌事務とすることを想定しており、人員体制については、室長1名、主幹1名、職員4名、兼務及び併任10名の合計16名体制を予定しております。当該対策室の設置により、ワクチン接種業務へ特化した業務分担の明確化が図られ、現在実施している3回目追加接種の加速化や今後国の方針や実施体制の変更がなされた場合においても、スピード感を持った対応が可能になるものと考えております。また、関係機関との連携につきましては、引き続き県や医師会、小児科等はもとより、庁内各部署とも連携を図り、ワクチン接種の推進や感染防止対策の周知等の取組を重点的に実施していきたいと考えております。 ○大城秀樹議長 金城秀郎副市長。 ◎金城秀郎副市長 私のほうからは質問事項1要旨(1)ウについてお答えいたします。「自立的で持続可能な発展」を実現するためには、地域の「稼ぐ力」を強化する必要があると考えております。また、県民1人当たりの所得で見ますと沖縄県は全国で最下位となっており、名護市においても中南部と比較して低い状況にあります。稼ぐ力の強化や所得の向上を将来的に実現するためには企業誘致の基盤整備、インフラ整備、産業振興拠点の整備等といった取組が必要となるものと考えております。こうした取組を実施するためには、国等の財政的支援が不可欠と考えております。その上で、こうした取組により将来的には自立型経済に近づきながら、財政的支援への依存がより小さい状況を目指していきたいと考えております。 ○大城秀樹議長 比嘉ひとみこども家庭部長。 ◎比嘉ひとみこども家庭部長 質問事項1要旨(3)についてお答えします。待機児童の解消については、受皿となる施設の整備だけではなく、保育士の確保や定着、離職防止の取組が重要と認識しております。保育士の確保については、名護市独自の取組である潜在保育士や保育士養成校新卒者などを対象に採用1年目に15万円、2年目継続でフルタイムの場合は15万円、パートタイムの場合は半額の7万5,000円を助成する「名護市保育士等緊急確保事業」や、今年度、令和3年11月7日に北部地域で初めて沖縄県保育士・保育所総合支援センターと連携し開催した「沖縄県保育士合同就職説明会」、さらに市内保育施設での就職を希望する潜在保育士や保育士養成校の生徒などを対象とした「名護市保育施設等見学ツアー」を次年度も継続して実施してまいります。また、次年度から新たに取り組む事業として、県の補助金を活用し、県外在住の保育士等が市内認可保育施設に就職する際にかかる渡航費、引っ越し費用等について助成を行う「県外保育士誘致支援事業」を実施してまいります。さらに、国・県の補助金を活用し、保育士試験に合格し、市内保育施設で保育士として就職することを目指す方々を対象とした保育士試験対策講座の実施や、保育士の正規雇用化に取り組んだ保育施設に対して補助金を支給する保育士正規雇用化促進事業、保育施設が保育士の宿舎の賃借料を補助する保育士宿舎借り上げ支援事業、保育士の負担軽減のため補助者を雇用するための保育体制強化事業などについても継続して取り組んでまいります。 ○大城秀樹議長 祖慶実季総務部参事。 ◎祖慶実季総務部参事 要旨(5)についてお答えします。市長権限としましては公有水面埋立法で市長意見の聴取が定められております。その他の法令に基づく権限については、今後事業者が具体的に市長の許可等が必要な行為を行おうとする場合において、申請等がなされた際には法令等に基づき適切に対応したいと考えているところでございます。 ○大城秀樹議長 比嘉勝彦議員。 ◆比嘉勝彦議員 それでは二次質問に移らせていただきます。まず今回、市長が二期目の当選直後、政府に要請をなさったということをお聞きしております。その中でいろんな要請があるのですけれども、特に財政面でかなりの要請をされているようですが、その辺から少しお伺いしたいと思いますが、先ほどの部長のお答えからは新たな制度とか、そういったのはまだ具体的にはなっていないということをおっしゃっておりますが、そこで文書中にもあります過去の再編交付金の不交付期間を踏まえ、財政支援として要請なされているようです。その再編交付金を要請しているということは、新基地建設を容認するということで認識してよろしいでしょうか。 ○大城秀樹議長 棚橋邦晃企画部長。 ◎棚橋邦晃企画部長 ご指摘のような趣旨で要請をしたわけではございませんで、市長のスタンスはこれまでと同様というところでございます。 ○大城秀樹議長 比嘉勝彦議員。 ◆比嘉勝彦議員 そのような注視ということにまだ徹していくということですね。それから財源の将来的な構造についてですけれども、先ほど総務部長からお話しいただきましたが、いま現在7対3ぐらいの割合、約30%で推移をしているということで自主財源はどうにか確保しているようなことを言っているのですが、この過去10年間、名護市の普通会計決算統計の中を見ますと、平成22年度以降から平成29年度までは依存財源が減少傾向にあったのですが、平成30年度以降、また増えつつあります。特に先ほど話がありました国庫支出金、これは2桁億円台から3桁億円台、要するに20億円、80億円、90億円が100億円台に推移しているようです。このままでは市民のために本当に行いたい行政サービスがなくなっていくと思われますが、その対策はどのように講じていくのか、お聞きしたいと思います。 ○大城秀樹議長 比嘉一文総務部長
    比嘉一文総務部長 国庫補助金等の増につきましては、昨年度につきましてはコロナの給付金、そういったものも多くて国庫補助金が増額しているところもございます。さらに繰り返しになりますけれども、市民サービスの充実のために国庫支出金、県支出金も活用して行政運営を行っていくということが必要と考えております。 ○大城秀樹議長 比嘉勝彦議員。 ◆比嘉勝彦議員 それでは第5次名護市総合計画では将来の定住人口、約7万人ということで想定されておるようです。また、第2期名護市まち・ひと・しごと創生人口ビジョンでも2025年には6万5,000人超を目指すというようなことがうたわれておりますが、もちろん人口増によって自主財源がどんどん増えていくかとは思うのですが、自主財源比率の数値を向上させるための施策をご教示願いたいと思います。 ○大城秀樹議長 比嘉一文総務部長。 ◎比嘉一文総務部長 一次答弁でも述べましたが、市税の徴収率の向上や企業誘致の取組などの税徴収、ふるさと納税ということでございますけれども、まず市税の徴収率の向上の取組につきまして、税務課で令和2年6月から市税等お知らせセンターを稼働しまして、市税の納め忘れ等のある方に対して電話での納付の促しを行うなど、徴収率の向上に努めております。令和元年度の市税全体の徴収率95.8%、令和2年度の市税全体徴収率が96.38%と0.54%増加しております。次に企業誘致の取組といたしまして、金融情報通信関連産業推進事業などにより、名護市への企業誘致活動、産業の創出に取り組んでおります。それにより地方税の増加につながっているものと考えております。ふるさと納税の取組といたしまして、ふるさと納税の寄附を行う方にとって、返礼品は大きな要素となっていると考えています。魅力ある返礼品、地域の特徴のある返礼品などを取り扱うことにより、寄附をされる方に興味を持っていただけると考えています。ふるさと納税の申込みは多くの方がインターネットの申込みサイトを利用しています。現在は、名護市は1つの申込みサイトですが、サイトを増やすことにより寄附者の目にとどまる機会が増え、寄附につながるのではないかと考えています。ふるさと納税の返礼品業務を委託している名護市商工会とも調整を図りながら、充実させていきたいと考えております。 ○大城秀樹議長 比嘉勝彦議員。 ◆比嘉勝彦議員 自主財源に関しては財政、総務、会計、企画、全庁的にしっかりと対応していただきたいと思います。そこで、先ほど副市長にお伺いさせていただきましたが、地域力を強化していって、しっかりと自立的で持続可能なことを進めてまいるということがありました。今回市長の要請文の中には、このように二期目に向けた財政的支援が多く入ってはいるのですが、一期目には人材登用を要請されておりました。今回そのようなものが見られませんが、新年度以降、令和4年度以降はそのような政府からの人材派遣はないと認識してよろしいでしょうか。 ○大城秀樹議長 比嘉一文総務部長。 ◎比嘉一文総務部長 市への国からの職員ということで、4月以降も一応予定をしております。 ○大城秀樹議長 比嘉勝彦議員。 ◆比嘉勝彦議員 そのような体制で臨まれていくということを確認させていただきました。ありがとうございました。それから、気を抜くことなくコロナ対策強化ということがうたわれておりますが、これまでに名護市にはコールセンターが設置されておりますが、このコールセンターは今後どうなるのか。それから一次質問の答弁では必要に応じて一般財源でも対応していくとありましたが、これまで名護市が一般財源100%で行ったコロナ対策の事業というのはありますか。 ○大城秀樹議長 棚橋邦晃企画部長。 ◎棚橋邦晃企画部長 お尋ねにありました全てを自主財源で行ったコロナ対策の関係事業ということでございますけれども、令和3年度は3つございまして、名護さくらの会事業助成費及び名護市立小学校修学旅行支援事業並びに名護市立中学校修学旅行支援事業の3事業となってございます。 ○大城秀樹議長 仲本太市民部長。 ◎仲本太市民部長 コールセンターについてでありますが、新年度につきましても当面現体制で、コールセンターは継続していきます。 ○大城秀樹議長 比嘉勝彦議員。 ◆比嘉勝彦議員 それでは要旨(4)(名護ににぎわいを取り戻すまちづくり)からです。そこのほうで、こういうことがあります。Park-PFIでは公募により事業者を決定してから、その後に追って基本協定等を締結するということで、通常のPFI法に基づくPFI事業とは異なっております。そのため議会の承認が不要であるとうたわれておりますが、市民へのガラス張り的な説明はどのように行っていかれるのか、お伺いします。 ○大城秀樹議長 棚橋邦晃企画部長。 ◎棚橋邦晃企画部長 まず策定しました公募設置等指針を公表しながら事業者の選定を進めていくわけでございますけれども、その選定に当たっては住民の方に選定の仕方ですとか、指針の内容をどういうふうに説明していくかにつきましては、やり方は今後検討してまいりたいと考えてございます。 ○大城秀樹議長 比嘉勝彦議員。 ◆比嘉勝彦議員 そのやり方をしっかり市民に見せていただかないと、何の工事が始まったのか、何の事業が始まっているのか分かりません。ここに名護湾沿岸基本計画がありまして、そこのロードマップにしっかりとうたっているのです。令和3年度以降、実証実験を通じた配置・整備スキーム等の検討とあるのです。このスキームというのはその発注者側、受注者側としっかりとやっていって、それを表にしっかりと見せない限りは何をやっているのか、その事業の内容が分からない。最終的には、このPark-PFIというのは指定期間が10年から20年と、かなり長期にわたって指定を受けます。その辺も含めていくと、当初においてしっかりとしたこの事業計画を出さないと、名護市民に対しての最大の市民サービスが徹底できないのではないかと思っておりますが、その辺はどのようにやるのか。そのガラス張りの状況をどのようにつくっていくのか、再度お伺いします。 ○大城秀樹議長 棚橋邦晃企画部長。 ◎棚橋邦晃企画部長 先ほど答弁いたしましたとおり、住民、市民の皆様への理解をどういうふうに得ていくかにつきましては、今後しっかり検討してまいりたいと考えております。 ○大城秀樹議長 比嘉勝彦議員。 ◆比嘉勝彦議員 しっかりと説明されてください。何度でもお願いします。それから質問の要旨(5)(基地問題のスタンス)からということで、先ほど参事から回答をいただきましたけれども、国からの依頼があればすぐに対応していくと。法的権限に係る事項として関係法令に基づいてやっていくということであるのですが、そこで日米地位協定の改定も求めているとあります。地位協定への法的権限はあるとの認識でしょうか。 ○大城秀樹議長 休憩します。                              休 憩(午前10時40分) (質問内容の説明あり)                              再 開(午前10時40分) ○大城秀樹議長 再開します。祖慶実季総務部参事。 ◎祖慶実季総務部参事 国と国との間の協定でございますので、市長権限はないかと考えております。 ○大城秀樹議長 比嘉勝彦議員。 ◆比嘉勝彦議員 それでは、なぜ権限がないのに地位協定の改定を求めていくということをしっかりとうたっているのでしょうか。それから海兵隊の県外移転も求めておりますね。これについても市長の法的権限はあるのかどうか。あるとするならばどのような権限なのか、お聞きします。 ○大城秀樹議長 祖慶実季総務部参事。 ◎祖慶実季総務部参事 権限というものの考え方として、自分で改定することができる権限では当然ないわけですので、これはやはり国にお願いしていくというような考えの下に、これまでも市長が、これは軍転協ですか、そういったところと連携を図りながらお願いをしているところでございます。 ○大城秀樹議長 比嘉勝彦議員。 ◆比嘉勝彦議員 それならば国と県との争いを注視するのではなくて、しっかりとどんどん表に出ていって、その辺を進行させていただきたいということを私は求めたいと思います。議長、次の事項をお願いします。 ○大城秀樹議長 比嘉一文総務部長。 ◎比嘉一文総務部長 質問の事項2要旨(1)アについてお答えいたします。議員ご指摘の箇所につきましては、昨年12月に地域住民から情報提供があり、担当課において現場を確認しております。当該箇所は交通量も多く、児童生徒の通学路としても利用されていることから、交差点内での安全の確保が重要であると認識しております。市といたしましても安全対策の観点から注意喚起を促す看板の作成を進めており、今月中の設置を予定しております。また、こちらの交差点には規制に係る一時停止線及び横断歩道がないことから、これら両方の設置について交通管理者である名護警察署へ要請してまいりたいと考えております。 ○大城秀樹議長 當山賢建設部長。 ◎當山賢建設部長 それでは質問事項2要旨(1)イについてお答えいたします。市道中山線は平成15年9月30日に市道認定を行い、全長1,565メートルの整備が完了している道路となっております。道路照明灯につきましては、道路構造令において「主として夜間における交通の安全と円滑化を図るため、必要がある場合においては照明施設を設けるものとする。」となっており、道路照明はその設置場所により連続照明、局部照明、トンネル照明の3つに大別されております。連続照明とは、一定の間隔に灯具を配置して区間全体を照明する施設となっており、交通量の多い市街地等が対象となります。また、局部照明とは必要な箇所に局部的に照明する施設であり、交差点や橋梁(きょうりょう)・屈曲部・横断歩道・道路の構成要素が変化する箇所、道路利用上から特に必要がある場所などが対象となります。当該路線は、連続照明や局部照明についての対象路線ではなかったため、整備当時に道路照明の設置がされていない道路となっております。しかしながら、議員ご指摘のとおり当該路線においては坂路や曲線部、交差点もありますので、夜間の交通量や利用状況を確認しながら設置を検討してまいりたいと考えております。 ○大城秀樹議長 比嘉勝彦議員。 ◆比嘉勝彦議員 当該道路は志味屋線、中山線、このような現況となっております。ちょっと写真をアップできますか。(写真提示)昼間の交差点です。志味屋線は、このようになっています。停止線がありません。横断歩道が消えています。そういうことで、その中山線から下りてきた車は志味屋線でずっと交差点の中まで入り込んで、またこの志味屋線の道路というのはちょうど取付け、接道設置位置が湾曲しています。物すごいスピードでやってきます。特にこの黒い車ですね。この車がやがてぶつかりそうな状況だったということで、いま写真に出ています。そういうことで、しっかりと停止線とかそういうのを引いていただきたい。それとこの停止線、もともとなかったと言われていました。先ほどの一次答弁で。これは道路管理者である名護市が道路を設置しながら、そのときに描いた歩道、もしくは停止線の跡ではないかと思うのですけれども、これは再度確認しますけれども、名護市ではそういう設置はされていない。標示はしていなかったということでしょうか。 ○大城秀樹議長 比嘉一文総務部長。 ◎比嘉一文総務部長 私の答弁のところで一時停止線、横断歩道が当初はなかったということでありましたけれども、誤りでございます。すみません。いま確認しましたところ、道路の整備の際にその停止線と横断歩道は引いてございますと。その後、再度その横断歩道と停止線の標示についてはやっていないということでございます。 ○大城秀樹議長 比嘉勝彦議員。 ◆比嘉勝彦議員 そうですよね。道路を設置して、そのときに入った線だと思うのですけれども、それがないということはちょっと珍しいなと思ったのですけれども、今後この停止線、横断歩道の標示のみならず、名護警察署にもしっかりと上申していただいて、停止標識も設置していただきたいと希望いたします。それから夜間の照明につきまして、先ほど局部照明というご説明がございました。この写真が夕暮れ時、まだ明るいうちの状況です。これが約1時間後の状況ですね。もう車の照明しか見えない。足元が少し薄暗く見えるかなということですけれども、これはカメラの露光を上げて撮った状況なので、そのように映っています。実際目視、目で見ると、全く見えないのです。車の明かりだけ。そういったところで、この歩道に接した住宅がここにあります。それからもうちょっと下に下った所にも住宅があります。そういった所になぜ道路灯が設置されていないのかというのが不思議でならないと、市民からそういう申出がありましたので今回取り上げておりますけれども、そこで中山線の起点から終点に向かうところです。終点は名桜大学の入り口になっていると思うのですが、左側に沖縄電力の電力線、電柱がずっと配置されています。そこのほうに幾本か、先ほど言った局部照明、湾曲した所とか、その辺に限って適正な配置というのでしょうか、そういう照明器具を設置することは可能でしょうか。 ○大城秀樹議長 當山賢建設部長。 ◎當山賢建設部長 この中山線開通当時は住宅も少なくて、最近におきましては住宅等が張り付いてきておりますので、再度この場所場所を確認しまして、設置に向けて検討していきたいと考えております。 ○大城秀樹議長 比嘉勝彦議員。 ◆比嘉勝彦議員 しっかりと上申していただいて、その旨を図っていただきたいと思っております。よろしくお願いします。それから私の一般質問では停止線の標識の設置と横断歩道の標示補修、あるいは信号機の設置ということまで求めておりますが、この志味屋線、中山線と接する交差点、三差路というのですか、そこにおいての信号機の設置、将来的には物すごく交通量が増えます。屋部、宇茂佐方面へ逃れる道、それから為又、中山のほうから名護へ巡遊してくる道路になっていると思いますので、非常に幹線道路として、重要な道路になってくると思います。その辺もしっかりとやっていただきたいと思いますが、この辺も併せて警察署には上申されていくのでしょうか。 ○大城秀樹議長 比嘉一文総務部長。 ◎比嘉一文総務部長 名護警察署につきましては現在の情報提供、それから先ほどありました信号機の話も含めまして、そういう話をして要請等を行ってまいりたいと思います。 ○大城秀樹議長 比嘉勝彦議員。 ◆比嘉勝彦議員 しっかり情報提供等含めて上申いただいて、早めに設置をお願いしたいと思っております。よろしくお願いいたします。議長、次の事項をよろしくお願いします。 ○大城秀樹議長 棚橋邦晃企画部長。 ◎棚橋邦晃企画部長 質問事項3要旨(1)についてお答えいたします。まずアの進捗についてでございますが、令和3年6月議会第203回定例会と一部重複した答弁となりますことをご容赦願います。令和元年10月に沖縄県の環境部自然保護課を訪ね、沖縄県の国立自然史博物館の誘致の取組状況や今後の予定などについて聞き取りを行いました。沖縄県においては県内経済団体に対する周知活動、機運醸成のシンポジウムの開催、国への働きかけを行っているということでございました。また、令和2年1月に県主催の誘致シンポジウムが那覇市で行われましたので、渡具知市長及び当時の地域政策部長等が参加し国立自然史博物館設立準備委員会のメンバーや関係者への挨拶を行い、名護市として国立自然史博物館の誘致に取り組んでいる旨を伝えました。また、自然史博物館誘致の機運醸成を目的としまして、市制50周年企画の一環として「ALLやんばる まなびのまちプロジェクト」と連携して、北部地域の学生・生徒に対して自然科学全般に対する興味関心を図る人材育成事業を検討しておりましたが、コロナ禍の影響で企画を断念せざるを得ない状況となりました。その後、令和3年2月に県主催のシンポジウムがオンラインで開催されております。令和3年度につきましては県主催の誘致セミナーがオンラインで開催されました。また、現在沖縄県主催の誘致企画展が国頭村で、一般社団法人国立沖縄自然史博物館設立準備委員会等による企画展及び写真展が本部町で開催をされております。次年度にもこのような企画展を県内で開催予定と聞いておりまして、名護市においても博物館が次年度竣工(しゅんこう)いたしますので、同様のイベントを共同で開催できないか検討を始めたところでございます。次に、イにつきましてお答えいたします。アクションプランの策定の検討は特段行っておりませんが、現在企画展などの自然史博物館の誘致に向けた機運醸成の取組を進めてまいりたいと考えております。 ○大城秀樹議長 比嘉勝彦議員。 ◆比嘉勝彦議員 それでは二次質問です。この国立自然史博物館、第188回の定例会で全会一致で可決された決議で、それからしばらくの間、時間がたっております。いろいろとシンポジウムとか設立準備委員会ですか、そこから情報等も私は仕入れているつもりではあるのですが、なかなかその進展度合いが見えないということで、今回改めて質問させていただきましたが、次年度竣工予定の博物館とタイアップして誘致企画展及び写真展を共同で開催したいということをおっしゃっておりました。そこで、どうでしょうか。この地元沖縄には恩納村に沖縄科学技術大学院大学、OISTですね。そういったものがあります。それから地元名護市には国際海洋環境情報センター、GODAC等があります。その辺も中身的、研究の中においては類似したような研究事業が行われております。そこともタイアップするというようなお考えはないでしょうか。 ○大城秀樹議長 棚橋邦晃企画部長。 ◎棚橋邦晃企画部長 企画展につきましては、現在関係課との調整を始めたところでございますので具体的な内容はこれからとなりますが、OISTやGODAC等の関係機関、今お尋ねがございましたけれども、特にGODACに関しては我々もふだんからやり取りをさせていただいているところでございまして、何らかの連携をして企画展ができないか、そちらの調整を始めてみたいと思っております。 ○大城秀樹議長 比嘉勝彦議員。 ◆比嘉勝彦議員 ぜひとも合同で企画展を開いていただきたいと思っています。特にOIST、そこのほうからも国立自然史博物館の誘致に関しては物すごい熱意を持っている教授の方もいらっしゃいまして、その辺も一緒に相談しながら進めていったらいかがかと思っております。それからこの誘致は設立の効果は研究効果、それから教育への普及効果、物すごい大きなものが期待されます。特に経済波及効果、これは総務省が公開している平成23年、若干古いのですが2011年、産業連関表によると経済波及効果の簡易計算ツールの中では、建設費や設備購入等の初期投資による経済波及効果が約870億円、うち建設費約823億円、設備・備品購入等で47億円です。それからその後、誘致して設立、稼働したあたりから、運営費による経済波及効果が年間約112億円、そのような大きな経済波及効果が見られる状況です。そういうすばらしい事業が目の前にあるのに、なぜ第188回定例会からやって、しばらくたってまだ着手ができていないのかということがありますので、今後しっかりと名護市独自のアクションプランなるものをつくっていただいて、そこに臨んでいただきたい。そういうことを願いまして一般質問を終わらせたいのですが、今般、3月定例会は新年度の予算編成定例会とも言われておりますが、片や卒業の定例会とも言われています。今回3月で長い間お勤めになって尽力いただきました部課長級、それから各一般職員の皆さん、大変お疲れさまでございました。今後とも名護市の市議会、そして名護市に対してご助言をいただけるよう切にお願いをいたしまして、比嘉勝彦、これをもちまして一般質問を終わらせていただきます。大変お疲れさまでした。ありがとうございました。 ○大城秀樹議長 比嘉勝彦議員の一般質問を終わります。暫時休憩いたします。                              休 憩(午前11時1分)                              再 開(午前11時12分) ○大城秀樹議長 休憩前に引き続き会議を開きます。長山正邦議員、一般質問を許します。 ◆長山正邦議員 皆さん、こんにちは。ただいま大城議長よりお許しを得ましたので、議席番号2番、礎之会、長山正邦、これから一般質問に入らせていただきます。では早速行きたいと思います。質問事項1 「公立沖縄北部医療センター」の進捗について。要旨(1)新聞報道によると開業の予定が当初より1年半ほどずれ込むとありましたが、具体的な理由について伺います。質問事項2 名護市新設廃棄物処理施設について。要旨(1)今後の具体的な予定について伺います。要旨(2)現在、名護市において1日当たり何トンのごみを焼却処理しているのか伺います。要旨(3)新施設が稼働することにより、ごみの焼却処理がどのように改善されるのか。また、それに伴いごみ分別はどのように簡素化されるのか伺います。質問事項3 畜産農家(牛とヤギ)の支援について。要旨(1)現在、畜産農家(牛とヤギ)に対しどのような支援を行っているのか伺います。要旨(2)畜産農家(牛とヤギ)の育成について、今後、名護市はどのように取り組んでいくのか伺います。質問事項4 市民からの要望について。要旨(1)カーブミラーの設置について(琉球セメント入り口から国道に接する場所)。要旨(2)街灯設置について(屋部区上原地区シャングリラタウン・メーウェバル)。要旨(3)橋梁(きょうりょう)工事に伴う付近住民の住宅のひび割れについて(安和小学校付近小川の橋梁工事)。以上、一次質問といたしまして二次質問は自席にて行いたいと思います。一問一答事項別での答弁を当局の皆さん、よろしくお願いいたします。 ○大城秀樹議長 さきの通告により一問一答事項別の申出がありますので、市当局は事項別に答弁をお願いします。棚橋邦晃企画部長。 ◎棚橋邦晃企画部長 私のほうからは事項1要旨(1)についてご回答いたします。沖縄県より説明がありました公立沖縄北部医療センターの開院時期が当初よりずれ込む理由といたしましては、まず1つ目に沖縄県立農業大学校の移転に伴う土地の土質汚染調査及び施設の解体撤去などのため、当初6か月程度の予定が約1年程度の期間が必要となったこと。次に実施設計につきまして、当初1年程度の予定が、同規模の他病院の整備状況を参考とし、1年6か月程度の期間が必要となること。3つ目に、施設整備においても免震構造の採用により、工期が5か月の延伸が必要と示されたことから、建築工事が2年7か月程度を要するということで説明を受けております。これにしたがいまして、当初予定しておりました令和8年度の開院予定が令和10年度の予定となると伺っております。 ○大城秀樹議長 長山正邦議員。 ◆長山正邦議員 私も令和8年度には北部基幹病院、公立沖縄北部医療センターが無事にスタートするのかと思ったのですが、新聞で1年半ほど遅れるというような報道があって残念に思ったのですが、この遅れる理由として土壌汚染等が挙げられておりましたが、具体的にどういった調査となるのかという点と、あと設備面において免震構造を採用するということですが、県内で既に免震構造を採用している病院があるのかどうかについて伺いたいと思います。 ○大城秀樹議長 棚橋邦晃企画部長。 ◎棚橋邦晃企画部長 まず農業大学校の敷地の土壌汚染調査でございますけれども、実験室などで薬品を使用しておりますため、土壌汚染対策法に基づきまして土壌汚染状況調査を行う必要があると沖縄県から伺っております。この土壌汚染状況調査は調査対象地の地質調査を行いました後に土壌などの採取をする区画を選定し、土壌などの試料を採取して科学的分析を行うということでございます。次に県内における免震構造の病院でございますけれども、現時点において県立南部医療センター、中部徳洲会病院、中頭病院、友愛医療センターの4つの病院が免震構造となっているそうでございます。 ○大城秀樹議長 長山正邦議員。 ◆長山正邦議員 今度病院の建設予定とされている所は農業大学校跡地ということで、農業ではいろいろな農薬等を使うので、この辺はある程度予測された範囲内なのかという点と、それと最近の病院施設についてはもちろん免震構造というのも当然検討されていたと思うので、今までのいろんな病院関係の設立について、こういった土壌が汚染されているのでちょっと時間がかかるよとか、また免震構造ですので期間は延びるとかという話はなかったのでしょうか。 ○大城秀樹議長 棚橋邦晃企画部長。 ◎棚橋邦晃企画部長 県から我々に対してそういった事情の説明があった時期というようなご質問かと思いますけれども、今年1月末か2月に協議会がございましたが、それに先立ちまして県から副市長のほうで説明を受けまして、その際に我々も初めてこの内容を了知したというところでございます。 ○大城秀樹議長 長山正邦議員。 ◆長山正邦議員 やはり名護市としても病院の基本的な設計段階において何か疑問に思ったことはどんどん県に質問をして、これ以上計画が遅れることのないように努めてほしいと思っております。次に農業大学校の移転の進捗状況については現在どのような状況になっているのかお伺いしたいと思います。 ○大城秀樹議長 棚橋邦晃企画部長。 ◎棚橋邦晃企画部長 農業大学校の移転について沖縄県に確認をしましたところ、現在開発許可申請を含む実施設計に取り組んでいる状況と伺っております。 ○大城秀樹議長 長山正邦議員。 ◆長山正邦議員 やはり現在農業大学校は実際に名護市にあるわけですので、新しいところができないと移れなくもなりますので、今後計画に遅延が生じないように随時また意見等、県とのコミュニケーションを図っていってもらいたいと思います。多分病院開設については医師の問題とか看護師の問題とか、いろいろな問題がこれから山積してくると思いますが、基礎的なものでつまずくと、またさらに延びるということが予想されますので、その辺は名護市も県に対していろいろと疑問に思うところは意見をどんどんしてほしいと思っております。それでは議長、次の事項をお願いいたします。 ○大城秀樹議長 佐久川博光環境水道部長。 ◎佐久川博光環境水道部長 それでは質問事項2要旨(1)についてお答えいたします。現在進めています名護市新設廃棄物処理施設整備事業の造成工事につきましては、令和4年4月から現場着手し、令和5年2月に竣工(しゅんこう)予定となっております。建設工事につきましては、造成工事の間に実施設計業務を行いながらプラント設備機器の一部を調達し、造成工事の完了後に現場着手を行い、令和6年3月に竣工予定となっております。次に、要旨(2)についてお答えいたします。現在、名護市環境センターにおいて焼却しているごみ量は1日平均約51トンとなっております。最後に要旨(3)についてお答えいたします。新施設が稼働しますと、ごみの焼却処理の主な改善点としましてはプラスチック・ビニール類が焼却できるようになることが挙げられます。それに伴い、現在の16分別から5種10分別へ簡素化することができるようになり、分別の負担軽減につながるものと考えております。 ○大城秀樹議長 長山正邦議員。 ◆長山正邦議員 それでは、まず造成工事についてお伺いしたいと思います。現在現場は西側のほうはかなり小高い山というか、丘になっていて、その辺の造成工事が計画どおり進む予定であるのかどうかについて伺いたいと思います。 ○大城秀樹議長 佐久川博光環境水道部長。 ◎佐久川博光環境水道部長 議員お話しの西側の山手の部分の造成ですが、そこも今回の工事の工程に含まれておりますので影響はないものと考えております。 ○大城秀樹議長 長山正邦議員。 ◆長山正邦議員 ちょっとした丘ではありますが、工程に入っているということで計画どおりに進捗されるということで安心いたしました。次に、多分造成工事に入っている間は建物等、そういった建設関係の工事は進められないと思うのですが、ごみ処理施設のプラントですか、それについてはどういう形になっていくのでしょうか。進捗状況をお聞きいたします。 ○大城秀樹議長 佐久川博光環境水道部長。 ◎佐久川博光環境水道部長 ご質問はプラント機器の調達について、具体的にどのように考えているのかということだと思います。令和4年度は造成工事と同時並行して、建設工事に関わる実施設計とプラント設備機器の調達を行う計画となっております。プラント設備の工事につきましては建屋が完成してから据え付けるのではなく、建屋の施工途中において据え付けていくことから、令和4年度において県外でプラント設備の一部やモーターなどの機器類を製作し、動作確認を行います。その後、建屋の進捗に合わせて輸送できる大きさに分解して建設地に搬入し、現地で組立てと据付えを行う内容となっております。 ○大城秀樹議長 長山正邦議員。 ◆長山正邦議員 では、その処理するプラントについては、どこか他府県で製作をして、いろいろと組立て、運べる大きさにして部品を船か何かでこちらに持ってきて、そのまま据え付けると。つまり造成工事と同時進行で進むということでよろしいですね。(うなずきあり)ありがとうございました。それでは次に、造成工事が終わりましてプラント工事、建設工事等も終え、令和6年度からの供用開始と伺っておりますが、この造成工事が終わって建物ができて、プラントも設置されたと。そうすると、すぐごみの処理は行えるのかどうか。その辺が稼働するのかどうかについてお伺いしたいと思います。 ○大城秀樹議長 佐久川博光環境水道部長。 ◎佐久川博光環境水道部長 施設建設の完了後に試運転を120日行う計画となっております。その期間内に仕様書に基づいた能力が発揮されるかの確認や運転方法の教育を90日間行う予定としております。その後の運用開始となりますので、令和6年度に入ってからの使用となります。 ○大城秀樹議長 長山正邦議員。 ◆長山正邦議員 試運転期間中、多分市民もごみを出すと思うのですが、それは10分別でごみを出して、それをその試運転期間中にどんどん処理していくということでよろしいでしょうか。 ○大城秀樹議長 佐久川博光環境水道部長。 ◎佐久川博光環境水道部長 試運転期間は現在のごみ分別の状態で試運転をします。ですから、その作業としては一旦分別が現在のままですので、燃えるごみとビニールごみ、それを一旦搬入したものをまたピットの中に入れて、そこで試運転をして、それで稼働ができるというタイミングで新たな分別に変えていくという状況になります。 ○大城秀樹議長 長山正邦議員。 ◆長山正邦議員 ではこの試運転期間中というのは、今までどおり16分別をして、その中で出たものを10分別にできるかどうかを試す期間ということで、市民の負担はまだそこの段階では軽減されないという理解でよろしいですね。(うなずきあり)ありがとうございました。あと、名護市のごみ焼却炉は1日当たり58トンの処理能力があると伺っておりますが、炉が2炉あり、1炉当たり29トン処理できると。2炉にする理由というのは、どういったことが挙げられるのでしょうか。 ○大城秀樹議長 佐久川博光環境水道部長。
    ◎佐久川博光環境水道部長 2炉運転の内容につきましては、設備機器の点検や修繕など、1炉が停止してもごみ処理が可能となるように、安定したごみ処理を行う観点から2炉運転としております。 ○大城秀樹議長 長山正邦議員。 ◆長山正邦議員 点検等、当然中にはいろいろと必要になってくるので、1炉は動かしたまま1炉は点検をしながらやるということですね。ところで現在、名護市では1日当たり何トンのごみを処理しているのでしょうか。お伺いいたします。 ○大城秀樹議長 佐久川博光環境水道部長。 ◎佐久川博光環境水道部長 先ほど一次答弁で答弁したとおり、焼却ごみは51トンとなっております。 ○大城秀樹議長 長山正邦議員。 ◆長山正邦議員 ということは、このメンテナンスをするとき、1炉で29トンの処理ができると。そうするともし51トンあるとした場合、当然すぐには処理できないという格好になります。そういった場合、この点検期間中というのはどういった処理対応になるのでしょうか。 ○大城秀樹議長 佐久川博光環境水道部長。 ◎佐久川博光環境水道部長 修繕等で片炉運転をしている期間は、やはり時間を延長して、例えば24時間運転をしたり、そういう対応でやっていくということになります。 ○大城秀樹議長 長山正邦議員。 ◆長山正邦議員 1炉で29トン。51トンが1日当たりの処理分ですが、それでカバーできない部分は時間を延長してやるということでよろしいわけですね。(うなずきあり)ありがとうございました。それと入札関係についてお伺いしたいと思います。この建設工事の落札決定で、低入札価格で業者が落札していて、その低入札調査基準価格調査を行ったと言っているのですが、そのプラント業者の下には名護市の業者が協力業者としていろいろ出ているのですが、それで名護市の業者にもちゃんとメリットが出るような構造になっているのでしょうか。その点についてお伺いしたいと思います。 ○大城秀樹議長 佐久川博光環境水道部長。 ◎佐久川博光環境水道部長 ご質問にお答えする前に、先ほどの答弁に少し補足させていただきますと、1炉を整備しているときは片炉運転をしていきますけれども、その間に時間を延長すると同時にごみピットも5日以上ためられるピットになっていますので、そういった時間の延長とごみをためられるピットという、容量もありますので、そういったもので対応していくということになりますので、よろしくお願いいたします。次に、名護市の業者にメリットがあるのかというご質問にお答えします。受注者に提出いただいた技術提案書において、工事を施工する上で市内業者を活用する工種などを提案していただいておりますが、受注者の入札額が設定した低入札調査基準価格を下回ったことから調査を行いました。その結果として、入札した価格において粗雑工事やダンピングによる下請け業者へのしわ寄せが発生しないということを確認しております。 ○大城秀樹議長 長山正邦議員。 ◆長山正邦議員 名護市の業者がせっかく大型工事に絡んで参加するので、この協力会社も十分メリットが出るような形になっているということを聞いて安心いたしました。それでは議長、次に事項3についてお願いいたします。 ○大城秀樹議長 玉城勝農林水産部長。 ◎玉城勝農林水産部長 それでは事項3要旨(1)についてお答えいたします。牛農家への支援については、施政方針にもあります「優良繁殖雌牛導入事業」のほかに、「子牛生産育成事業」、「優良繁殖雌牛保留事業」などを行っております。令和3年度の実績については、優良繁殖雌牛導入事業が32頭の導入支援を行い、1,467万7,000円の補助金を交付します。子牛生産育成事業については、生産頭数1頭につき1万円を補助しており、今年度は合計386万円の補助を行う予定でございます。優良繁殖雌牛保留事業は、各農家が所有する繁殖雌牛から生まれた雌子牛のうち、改良増進に資する優良な雌牛であると認定した雌牛を農家が保留する場合に1頭当たり8万円を補助しております。今年度は17頭認定し、合計136万円の補助金を交付する予定でございます。続きましてヤギ農家に対しての支援については、2つの事業を実施しております。1つ目は「優良山羊貸付事業」で、本事業は市内の山羊生産組合に対し、組合員が選定した優良なヤギを名護市が購入し、組合員に貸付けしてヤギの増頭や改良を推進する目的で実施しております。今年度は2頭を約20万円で購入し、農家へ貸付けを行っております。新型コロナウイルス感染症の影響により各農家が優良ヤギを選定するための機会を設けることが難しく、また祝い事やイベント、その他会食の減少によりヤギの出荷ができず、増頭できないという状況もございます。農家の事業活用が低調となっている状況でございます。2つ目の事業としては、「優良種畜導入事業」があり、本事業は市内の農家において、ヤギを購入する際の経費の一部を補助するものでございます。ヤギ購入費用に対して25パーセントを補助しており、補助額の上限は1頭当たり2万5,000円です。本事業の今年度の実績は5頭に対して、合計9万4,000円の補助金を交付しております。続きまして事項3要旨(2)についてお答えします。名護市の牛農家については、母牛を育て子牛を生産・出荷する肉用牛繁殖経営が中心となっており、若い農家の参入も増えていることから、新規就農者に関する事業や先ほど申し上げました優良繁殖雌牛導入事業など、従前から実施している事業を引き続き実施しながら、県やJAなどの関係機関とも連携し、牛農家の育成を図っていきたいと考えております。ヤギ農家については、令和4年度に実施する予定の山羊振興拠点基本計画策定事業において、今後のヤギ農家育成に必要な施策を検討していきたいと考えております。 ○大城秀樹議長 長山正邦議員。 ◆長山正邦議員 農業全般については名護市でも高齢化の問題がいろいろと言われておりますが、畜産業、特に牛を飼育している業者で、うちの安和区においても20代、30代とかなり若い世代も携わっていて、今後この名護市の畜産業の発展に寄与するのではないかと思います。ただ、やはり生産基盤とか、その辺の基盤がまだ脆弱(ぜいじゃく)ですので、補助は必要かと感じております。それで先ほどおっしゃったようにいろいろな補助が見込まれるということですけれども、これは当面の間、継続すると考えてよろしいのでしょうか。その辺についてお伺いしたいと思います。 ○大城秀樹議長 玉城勝農林水産部長。 ◎玉城勝農林水産部長 いま一括交付金等を活用しながら、また独自に市の単独事業もやっておりますので、今後とも若手農家の皆さんの支援をし、しっかりと対応していきたいと考えております。 ○大城秀樹議長 長山正邦議員。 ◆長山正邦議員 しっかりと支援をしながら若い農家を助け、名護市の畜産業が発展するように努めてほしいと思います。それとあと1点、育てるだけではやはり収益を生まないので、その販売、出口戦略も併せて考えないといけないと思うのですが、現在ヤギにおいては自動販売機を設置して、そこで消費したいという考えもあるというのを農家から伺ったのですが、それについて支援策等があるのかどうか。その辺をお伺いしたいと思います。 ○大城秀樹議長 玉城勝農林水産部長。 ◎玉城勝農林水産部長 自動販売機の設置等については、地産地消の取組としてだけではなく、密を避ける、接触機会を減らすという観点から、ウィズコロナの販売様式として有効な手法と考えられますので、コロナ交付金とかもろもろの活用を含めて検討できたらやっていきたいと考えております。 ○大城秀樹議長 長山正邦議員。 ◆長山正邦議員 ぜひ出口戦略もしっかり考えてサポートをお願いしたいと思います。私のほうも洋服の青山の近くに焼肉店があって、そこに牛肉や馬肉とかが売っている自動販売機を見て、一度馬肉を買って食べたのですが、ちょっと固かったのですが、結構いい味をしておりました。だからこういった技術関係で、そういったのも自動販売機というのはもうできる時代になったのかと思いますので、また支援の一環として、その辺で出口戦略として有効活用できるのであればよろしくお願いしたいと思います。それでは議長、次に事項4をお願いしたいと思います。 ○大城秀樹議長 當山賢建設部長。 ◎當山賢建設部長 私のほうから質問事項4要旨(1)、(3)についてお答えいたします。まず要旨(1)、議員ご質問の琉球セメント入り口から国道に接する場所のカーブミラーの設置についてですが、当該箇所につきましては、国道449号本部向け右折車両の安全対策としての設置の要望と認識しているところでございます。国道449号は沖縄県管理の補助国道となっており、管理者である北部土木事務所へ設置について問合せいたしましたところ、信号機制御もされている交差点であり、道路の構造的にカーブミラーでは安全対策にならないとの回答がありました。右折車両の交通安全上の対策となりますので、沖縄県公安委員会や名護警察署にも情報提供を行い、どのような安全対策が可能なのか調整していきたいと考えております。次に、要旨(3)についてお答えいたします。議員ご質問の橋梁(きょうりょう)工事は、道路管理者であります沖縄県北部土木事務所が事業主体となり、昭和38年に架設された橋長7.2メートルの安和橋の老朽化に伴う橋梁架け替え事業として平成25年度に着手し平成31年2月に工事を完了しております。橋梁付近の住宅ひび割れ事案につきましては、沖縄県北部土木事務所に確認を行いましたところ、「家屋調査によるひび割れの内容や補償について住民への説明を行っており、今後補償の手続を進めていきます。」との回答がございました。 ○大城秀樹議長 平得薫地域経済部長。 ◎平得薫地域経済部長 それでは私のほうからは質問事項4要旨(2)についてお答えいたします。さきの翁長久美子議員、神山正樹議員の答弁と一部重複しますがご了承ください。本市では、市内の生活環境の整備並びに不良有害環境の排除及び犯罪の誘発を防止するとともに、市民の安全安心及び青少年の健全育成を図るため自治区等からの申請により、街灯設置に係る経費の一部補助を行っているところでございます。街灯設置につきましては、各区などで優先順位を決めていただき、名護市街灯設置補助金交付要綱に基づき補助を行い、新規設置または既存の街灯のLED街灯への取替えを行っているところでございます。現在、自治区などに次年度の街灯設置及び取替えの希望調査を行っているところであり、引き続き各区と調整を図りながら予算の範囲内において設置していきたいと考えております。 ○大城秀樹議長 長山正邦議員。 ◆長山正邦議員 カーブミラーの設置依頼は区民の方からあったのですけれども、確かにあそこにはカーブミラーを設置するというのも何か中途半端だなと私も感じておりました。ただ、トラックが列をなしたときに見にくいということが第一にありましたので、その危険性の除去ということで今後も、できれば右折付の信号機があれば一番いいのかと考えておりますので、その辺を公安委員会にも働きかけてただいきたいと思っております。それと二次質問ですが、あちこちで街灯の設置ということであるのですが、あれは街灯を立てるのは補助で、そのランニングコストがありますよね。その後の運営資金、それについてはどういった関係になっているのでしょうか。 ○大城秀樹議長 平得薫地域経済部長。 ◎平得薫地域経済部長 街灯の補助の対象といたしまして、電気料及び修繕費に関しましては維持管理を行うことができる団体、区となっております。 ○大城秀樹議長 長山正邦議員。 ◆長山正邦議員 設置費用については補助等で立てることは立てるのですが、後のランニングコストについてはその区で賄わないといけないと。ではそういう設置希望のある所、シャングリラタウン・メーウェバルですが、将来的には126棟ぐらいの住宅が建つと想定されている地域で、現在はかなり住宅が増えて市民からの要望もあったものですから、多分あの辺は屋部区になるので、屋部区に区費を払いながら、その地域に参画すると。そういったことがあればやりやすいと、そういうことになってくるのでしょうか。そこだけお伺いします。 ○大城秀樹議長 平得薫地域経済部長。 ◎平得薫地域経済部長 議員おっしゃるとおりでございますが、一応街灯設置に関しましては予算の範囲内で行うという形ではありますが、現在区長に希望調査、ここが暗いとかそういう所がありますので、先にうちは現在希望調査を行って、どこの地域がいいということを判断して設置していくという状況になっております。 ○大城秀樹議長 長山正邦議員。 ◆長山正邦議員 それでは私たちも、あの辺は夜になると暗くて、街灯がなくて大変な地域ではあるのですが、その辺はまたランニングコストは区が負担するという事情も説明しながら、区と協力しながら、住みよいまちづくりをするために協力してくださいという形で申し上げたいと思っております。あと最後、橋梁工事に伴うひび割れですが、再度一点だけお伺いしたいと思います。県から住民に説明をして補償するということを伺いましたということですが、この説明というのはいつ頃されたのかという点についてお伺いしたいと思います。 ○大城秀樹議長 當山賢建設部長。 ◎當山賢建設部長 県へ確認しましたところ、ひび割れ調査をやっていたということで、その後、3月3日に再度被害に遭われたお宅を訪問して説明を行ったということを伺っております。 ○大城秀樹議長 長山正邦議員。 ◆長山正邦議員 あの場所では長年にわたって工事が行われ、それでその方もひび割れがあって、前に一度県に話したということですが、その後何もなかったということで相談があったものですから、今回で解決して、ひび割れについてもちゃんとした対策を取ってくれるということで大変ありがたく感じております。ちょっと時間は早いのですが、これにて長山正邦、一般質問を終わりたいと思います。どうもありがとうございました。 ○大城秀樹議長 長山正邦議員の一般質問を終わります。暫時休憩いたします。                              休 憩(午前11時54分)                              再 開(午後1時30分) ○大城秀樹議長 休憩前に引き続き会議を開きます。宮城さゆり議員、一般質問を許します。 ◆宮城さゆり議員 皆様、こんにちは。ただいま大城秀樹議長のお許しを得ましたので、議席番号9番、礎之会、宮城さゆり、一般質問をさせていただきます。では早速ですけれども、質問に入らせていただきます。質問の事項1 子育て支援について。質問の要旨(1)公立幼稚園について伺います。ア 令和4年度入園希望者状況についてお伺いいたします。イ 公立幼稚園の現状、課題、適正化についてお伺いいたします。ウ 公立幼稚園の在り方、方針についてお伺いいたします。質問の事項2 施政方針から。質問の要旨(1)市政運営について伺います。ア コロナ対策強化のための新型コロナ感染症予防対策室(仮)についてお伺いいたします。イ 待機児童の解消に向けた取組についてお伺いいたします。ウ 女性活躍のために市政への女性の参画の促進、各種審議会等委員への積極的な女性登用についてお伺いいたします。エ 「人権や性の多様性を認め合う意識の構築を図る」についてお伺いいたします。カ 「おくやみ窓口」についてお伺いいたします。キ コミュニティバスの実証実験と4月からの高速船の就航を含めた公共交通についてお伺いいたします。ク 道路整備プログラムに基づくトンネルや橋梁(きょうりょう)の補修や架け替えに向けた取組についてお伺いいたします。ケ 農水産業の振興を図るための冷凍冷蔵施設の整備の進捗状況についてお伺いいたします。質問の事項3 市民の声より。質問の要旨(1)市民から市役所、中央公民館及び社会福祉協議会のトイレについて、和式から洋式への改修とベビーチェア設置を要望する声が多数ございます。そこで、洋式トイレ数と和式トイレ数についてお伺いいたします。質問の要旨(2)認知症高齢者等への支援についてお伺いいたします。以上を一次質問とし二次質問は自席より行います。二次質問は下のほうから、事項3 市民の声より、事項2、事項1の順で二次質問をさせていただきます。ご答弁もその順でよろしくお願いいたします。 ○大城秀樹議長 さきの通告により一問一答要旨別の申出がありますので、市当局は要旨別に答弁をお願いします。宮城さゆり議員。 ◆宮城さゆり議員 失礼いたしました。質問事項2 施政方針からで、オ 介護職員の処遇改善について伺いますを飛ばしていましたので、すみません。よろしくお願いいたします。 ○大城秀樹議長 比嘉一文総務部長。 ◎比嘉一文総務部長 質問の事項3要旨(1)について総務部のほうでまとめてお答えします。各施設のトイレの数についてですが、名護市役所内には1階に4か所、2階に3か所、3階に3か所と計10か所のトイレがあり、多目的トイレは3か所ございます。洋式トイレと和式トイレの内訳につきましては、洋式21基、和式12基となっており、ベビーチェア設置はゼロとなっております。次に中央公民館、社会福祉施設についてですが、1階に2か所、2階に2か所と計4か所のトイレがあり、多目的トイレは4か所ございます。洋式トイレと和式トイレの内訳につきましては、洋式9基、和式11基となっており、ベビーチェア設置はゼロとなっております。 ○大城秀樹議長 宮城さゆり議員。 ◆宮城さゆり議員 では本庁トイレの男子トイレが洋式が8基、和式が5基で、女子トイレが洋式が10基、和式が7基と、12基の和式トイレがまだ残っているのですけれども、やはり職員数も大分増えておりまして、また結構市民の利用者も多くなっていると思うのです。市民課のほうにもですけれども、やはり要望としてはベビーチェアの設置を、小さいお子さんを持っている方たちからの要望がありまして、一つだけでもベビーチェアの設置ができないものかと。それと、また和式トイレが少し多いような感じもするのですけれども、そしてそれを洋式トイレにいくつか変更していただいて、職員の環境を整えていただけないものかと思っております。本庁トイレの数もですけれども、また中央公民館と社会福祉協議会のトイレについては多様な利用者がいるというのも存じておりますけれども、また中央公民館におきましては青少年、また乳児連れの保護者等の施設利用者も多いのですが、改修等についてお考えがあるか、お伺いいたします。 ○大城秀樹議長 比嘉一文総務部長。 ◎比嘉一文総務部長 まず市役所内に12基ある和式トイレにつきましては、一定数の方から和式トイレを望む声もあるということでございます。配置につきましては、今後また検討もしてまいりたいと考えております。ベビーチェアに関しましてはトイレのスペースや市民の皆様のニーズ等を考慮しながら、設置の検討については行ってまいりたいと考えております。 ○大城秀樹議長 宮城さゆり議員。 ◆宮城さゆり議員 では中央公民館等についてお伺いいたします。 ○大城秀樹議長 平得薫地域経済部長。 ◎平得薫地域経済部長 現在、市民会館にはベビーチェアが5基設置されております。平成21年度に市民会館に関しましては和式から洋式化というのを、かなりの数の改修を行っているところでございます。同じように中央公民館に関しましては授乳室、そういうところには一応ベビーチェアはありますが、ただ、トイレに関しましては今後また多様なニーズを考慮しながら検討していきたいと考えております。 ○大城秀樹議長 宮城さゆり議員。 ◆宮城さゆり議員 中央公民館は社会教育法に基づいて講座等の開設、また住民の多様性の、学習機会の提供の場である、サークル活動の場でもありますので、ぜひこの社会福祉協議会のトイレを、部長より多様な利用者のニーズに考慮して整えていくとありましたので、今後ともよろしくお願いいたします。次をお願いします。 ○大城秀樹議長 荻堂盛邦福祉部長。 ◎荻堂盛邦福祉部長 それでは質問事項3の要旨(2)についてお答えします。本市では、高齢化社会が進むことに伴い増加する認知症高齢者の方々への対応については、その支援体制の強化や認知症の正しい理解の普及啓発など、喫緊の課題であると認識しております。第9次あけみお福祉プランに基づき、認知症対策に係る施策を種々実施しているところでございます。認知症の高齢者が在宅で生活する上では地域の方々に認知症という病気を正しく理解していただき、見守っていただくことが重要であることから、認知症サポーターの養成に取り組んでおり、認知症の理解を正しく広め、また深めていただいております。次に、現在、介護認定を受けた在宅で生活されている認知症の高齢者について、その多くは通所介護や通所リハビリ、介護負担の軽減等を目的に施設での短期入所のサービスなど一般的な介護保険サービスを組み合わせて利用されております。 ○大城秀樹議長 休憩します。                              休 憩(午後1時43分) (使用用語の説明あり)                              再 開(午後1時43分) ○大城秀樹議長 再開します。荻堂盛邦福祉部長。 ◎荻堂盛邦福祉部長 認知症の方に特化した支援といたしましては、「ひとり歩き」のおそれのある認知症の方とその家族に、「名護市認知症SOSネットワーク事業」へ登録していただき、警察と情報を共有し、行方不明時には協力機関へ依頼、早期発見となるような安心につながる体制を整えております。また、コロナ禍で制限がかかる時期もありますが、認知症当事者の社会参加とその家族の負担軽減を図るため認知症サポーター等との連携を図りながら、認知症カフェなど居場所づくりを継続しております。さらに、認知症ケアでは認知症の疑いや早期の段階での専門医の診断が重要でありますが、そのような対応が図られていない高齢者も多く見受けられることから、認知症初期集中支援チームの介入により専門医の関わりと適切な介護サービスとなるよう支援をしてございます。 ○大城秀樹議長 宮城さゆり議員。 ◆宮城さゆり議員 さきに答弁いただいた事業ですけれども、なかなか市民で知っている方が少ないということで、市民への広報、また周知方法についてお伺いいたします。 ○大城秀樹議長 荻堂盛邦福祉部長。 ◎荻堂盛邦福祉部長 認知症の様態に応じた医療介護の支援のためのサポート情報や、それから認知症発症予防から人生の最終段階までの認知症の様態に応じた相談窓口などが掲載された、これはケアパスですね、パンフレットの作成をしており、次年度見直しも行う予定となってございます。また、毎年9月21日の世界アルツハイマーデーに合わせて、市民のひろばにおいて認知症について特集しており、その中で事業紹介も実施しております。今後もケアパスや広報紙などを活用し、広く市民への広報に努めてまいります。 ○大城秀樹議長 宮城さゆり議員。 ◆宮城さゆり議員 では先ほどの答弁の中にありました認知症サポーター養成講座の実施状況についてお伺いいたします。 ○大城秀樹議長 荻堂盛邦福祉部長。 ◎荻堂盛邦福祉部長 認知症サポーターの養成講座ですね。こちらは、まず平成29年度は実施回数が31回で受講者数が1,059人となっております。それから平成30年度は15回実施し628人。それから令和元年度は13回実施し受講者数が431人。それから令和2年度は7回実施で受講者数が329人です。そして令和3年度、これは2月までの実績ですが7回実施しており328人となってございます。 ○大城秀樹議長 宮城さゆり議員。 ◆宮城さゆり議員 やはり多くの市民が認知症に対しての理解等を示していることが分かりました。ありがとうございます。そして名護市みまもりあいプロジェクトというのがありまして、これは令和3年12月より事業が開始されておりますけれども、みまもりあいステッカーを事前に登録して、行方不明になる可能性のある方の衣類や持ち物に事前にステッカーを貼ることで、認知症により家に帰れなくなった方の家族等の協力等を個人情報を守った状態でつなぎ、なるべく早く発見、保護につなげるための見守り活動ですというのを、介護長寿課の包括支援係から出されているパンフレットからですけれども。やはり登録することでみんなが住みよい地域、まちづくりをしていければと思っております。次をよろしくお願いいたします。 ○大城秀樹議長 比嘉一文総務部長。 ◎比嘉一文総務部長 質問の事項2要旨(1)アについてお答えいたします。さきの比嘉勝彦議員への答弁と重複いたしますが、ご了承ください。今回、施政方針に掲げております「新型コロナ感染症予防対策室」については、感染対策の切り札であるワクチン接種業務を主な所掌事務とすることを想定しており、人員体制については、室長1名、主幹1名、職員4名、兼務及び併任10名の合計16名体制を予定しております。当該対策室の設置により、ワクチン接種業務へ特化した業務分担の明確化が図られ、現在実施している3回目追加接種の加速化や、今後、国の方針や実施体制の変更がなされた場合においてもスピード感を持った対応が可能になるものと考えております。また、県や医師会、小児科等はもとより庁内各部署とも連携を図り、ワクチン接種の推進や感染防止対策の周知等の取組を重点的に実施していきたいと考えております。 ○大城秀樹議長 比嘉ひとみこども家庭部長。 ◎比嘉ひとみこども家庭部長 質問事項2要旨(1)のイについてお答えします。待機児童解消に向けた取組としては、名護市独自の取組である潜在保育士や保育士養成校新卒者などを対象に採用1年目に15万円、2年目継続でフルタイムの場合は15万円、パートタイムの場合は半額の7万5,000円を助成する「名護市保育士等緊急確保事業」や、今年度、令和3年11月7日に北部地域で初めて沖縄県保育士・保育所総合支援センターと連携し開催した「沖縄県保育士合同就職説明会」、さらに市内保育施設での就職を希望する潜在保育士や保育士養成校の生徒などを対象とした「名護市保育施設等見学ツアー」を次年度も継続して実施してまいります。さらに、国・県の補助金を活用し、保育士試験に合格し市内保育施設で保育士として就職することを目指す方々を対象とした保育士試験対策講座や、保育士の正規雇用化に取り組んだ保育施設に対して補助金を支給する保育士正規雇用化促進事業、保育施設が保育士の宿舎の賃借料を補助する保育士宿舎借り上げ支援事業、保育士の負担軽減のため補助者を雇用するための保育体制強化事業などについても継続して取り組んでまいります。次年度から新たに取り組む事業として、県の補助金を活用し県外在住の保育士等が市内認可保育施設に就職する際にかかる渡航費、引っ越し費用等について助成を行う「県外保育士誘致支援事業」を実施することにより、さらなる保育士の確保に努めてまいります。また、ハード面につきましても、既存の認可保育施設等の受入枠の拡大を目的とした改修等に対する補助や、新規の小規模保育事業所の整備支援に取り組んでまいります。 ○大城秀樹議長 平得薫地域経済部長。 ◎平得薫地域経済部長 それでは私のほうからは質問事項2要旨(1)ウ、エについてお答えいたします。初めにウについてお答えいたします。本市では、名護市男女共同参画推進条例において、基本理念の一つに「男女が社会の対等な構成員として、市における政策または事業者における方針の立案及び決定に共同して参画する機会が確保されること。」と定めており、第2次名護市男女共同参画計画において、市政への女性の参画を促進していくため、各種審議会等委員への女性の積極的な登用促進を図るとともに、女性委員ゼロの審議会等の解消を図ることに取り組むこととなっております。委員などの女性の登用率は計画策定時の平成25年度に24.3%、令和5年度の目標値は40%となっており、直近の令和3年度の女性登用率は29.7%となっております。続きまして、エについてお答えいたします。名護市男女共同参画計画において、「認めあい、尊重しあい、協力しあい、支えあい あい(愛)があふれる男女共同参画の社会 なご」を基本理念として掲げ、男女共同参画の基盤づくりや環境づくりを土台とした豊かで魅力ある男女共同参画社会を目指してきました。LGBTなどの性の多様性や障害の有無なども含め、地域には多様な人々が暮らしていることを引き続き認識する必要があり、小中学校における人権教育や人権作文への応募を促進、6月の男女共同参画月間などにおいて講演会やシンポジウムなどのイベントを開催、特設人権相談所の開設などで人権尊重の意識啓発の推進を図っております。さらにLGBTなどの性の多様性につきましては、正しく理解するために市民向けの講座や市職員向けの研修会の実施、男女共同参画情報誌「あい・愛だより」を活用した情報発信で理解促進を図っているところでございます。 ○大城秀樹議長 荻堂盛邦福祉部長。 ◎荻堂盛邦福祉部長 事項2要旨(1)オについてお答えします。介護職員の処遇改善として、国の令和3年度補正予算において「介護職員処遇改善支援補助金」が新たに開始しております。直接利用者に介護サービスを提供する職員を対象として、収入の3%程度、月額9,000円のベースアップに必要な交付率を設定し、事業所の総報酬にその交付率を乗じた額を支給するものとなっております。賃上げ効果が継続するために、補助額の3分の2以上を介護職員のベースアップに使用することが交付要件として追加されております。また、今回の処遇改善支援補助金は令和4年9月までを対象期間としておりますが、それ以降もベースアップを維持するため、10月以降は新たに加算として事業所に継続して支給する予定となっております。これまでの「処遇改善加算」、それから「特定処遇改善加算」と同様、事業所から事務手続の相談等がありましたら真摯に対応してまいります。 ○大城秀樹議長 仲本太市民部長。 ◎仲本太市民部長 それでは質問の事項2要旨(1)カについてお答えいたします。先日の翁長久美子議員への答弁内容と重複いたしますが、ご了承ください。おくやみ窓口は、お亡くなりになられた方に関する一部の手続について、必要な申請の受付や案内等をワンストップで行うものでございまして、本市では関係する部署の担当職員が順次おくやみ窓口に出向く方式を取りまして、ワンストップ化を図ってまいりたいと考えております。おくやみ窓口での主な流れとしましては、名護市に住所がある方が亡くなられ死亡届を提出するときに、おくやみ窓口利用に関するハンドブックをお渡しいたしますので、おくやみ窓口の利用を希望される方はあらかじめ電話予約をしていただきます。予約の際に必要な手続の見当をつけるため、おくやみ窓口の担当が聞き取りを行うとともに、持参すべき物をお伝えいたします。また、聞き取りの内容を関連部署と共有いたしまして、関連部署は必要な申請書類等を事前に準備し、ご遺族がおくやみ窓口にお越しの際に関連部署の職員が順次おくやみ窓口に出向き、必要な手続を行うものでございます。おくやみ窓口で取り扱う手続の主なものとしましては、国民年金、国民健康保険、介護保険関係の手続に加え、障害福祉サービスを受けていた方、市営住宅に入居していた方などに関する手続につきましても取り扱う予定となっております。現時点での取組状況につきましては、昨年12月から関係する部署との調整会議を開催し、試験運用に向けた課題解消や意識の醸成を図っているとともに業務マニュアルの作成に取りかかっているほか、今後、折を見て先進地である那覇市の現地視察を行いたいと考えております。続きまして運用開始の時期につきましては本年8月を予定しております。対応職員の配置人数につきましては、会計年度任用職員1名、委託職員1名を専属で常時配置し、これに加えておくやみ窓口担当として市民課職員1名を兼務で配置いたします。これらのほかにも、先ほども申し上げましたが、順次、関連部署の職員が窓口に出向いてまいりますので、関連部署の職員もおくやみ窓口の対応職員として業務に従事することとなります。窓口の場所につきましては、東側庁舎1階の総合案内窓口付近を予定しております。 ○大城秀樹議長 棚橋邦晃企画部長。 ◎棚橋邦晃企画部長 私からは質問の事項2要旨(1)のキについてお答えいたします。さきの翁長久美子議員、大浜幸秀議員、石嶺康政議員への答弁と一部重複いたしますが、ご了承願います。今年度実施いたしました名護市街地周辺を対象エリアとしたコミュニティバスの実証実験につきましては、令和3年9月15日から令和4年2月28日までの167日間実施いたしました。利用実績につきましては、速報値ではございますが循環線、東西線、南北線の3路線合計で延べ2万8,971人、1日平均173.5人となっており、この最終的な取りまとめにつきましては令和4年3月末を予定しております。今後につきましては、今年度の実証実験の結果を踏まえ、令和4年度に名護市街地周辺と二見以北地域を対象とした運賃有料の実証実験を実施しながら、本格運行で導入する小型ノンステップバス車両を購入する予定です。本格運行につきましては、令和4年度の実証実験を経て結果の分析などを行い、令和5年度に名護市地域公共交通協議会で本格運行についての同意、運行管理者の選定、沖縄総合事務局への許認可手続を経て運行開始を予定しております。また、高速船の就航につきましては、那覇・泊埠頭から名護漁港への直行便として運航を予定しております。航行時間が約75分で、夏ダイヤが1日3往復、冬ダイヤは1日2往復する予定です。現在、高速船の運航事業者である第一マリンサービス株式会社が沖縄総合事務局へ航路申請等の諸手続を行っているところでございます。運航ダイヤ等、詳細が決まりましたら名護市ホームページや市民のひろばなどで周知広報を行っていきたいと考えております。コミュニティバスと高速船の連携につきましては、名護市街地のコミュニティバス実証実験を令和2年度から実施してきておりますが、当初から高速船利用者の2次交通手段を想定して名護漁港内への乗り入れを行っており、令和4年度も引き続き名護漁港内へ停車地を設ける計画となっております。また、名護漁港内には今年度、名護市観光情報センターの整備が完了しましたので、本センター駐車場においてもタクシーまたはレンタカー引渡しの待機場所を確保し、高速船利用者の2次交通手段の一つとして利用していただくことを検討しているところでございます。 ○大城秀樹議長 當山賢建設部長。 ◎當山賢建設部長 それでは質問事項2要旨(1)クについてお答えいたします。市が管理する市道のトンネル及び橋梁(きょうりょう)等の施設数は、トンネル2本、橋梁181橋、大型カルバート3か所でございます。当該施設につきましては、5年に1回の定期点検が義務付けられており、国土交通省制定の定期点検要領に基づき平成28年度から平成30年度にかけて定期点検を実施いたしましたところ、緊急または早期に措置を講ずる必要があると診断された施設は橋梁のみであり、29橋ございました。議員ご質問のトンネルや橋梁等の補修、架け替えに向けた取組状況といたしましては、措置を講ずる必要のある29橋のうち、架け替えを完了した橋梁が2橋、架け替え事業中の橋梁が3橋、新たに令和4年度より架け替え事業を実施する橋梁2橋の計7橋の橋梁において整備完了、または整備中となっているところであります。 ○大城秀樹議長 玉城勝農林水産部長。 ◎玉城勝農林水産部長 質問の事項2要旨(1)のケについてお答えします。冷凍冷蔵施設の整備に向けては、令和3年度に「名護市農水産物貯蔵流通等促進施設基本計画策定事業」として基本計画の策定に取り組んでおり、現在、報告書の取りまとめを行っているところでございます。今回の基本計画においては、令和2年度に実施しました基礎調査を踏まえ、前提条件の整理、関係機関へのヒアリング、事業規模の算出、候補地の選定などを目的としております。整備の候補地としては安和地域を予定しており、令和4年度に基本設計、用地の測量、それから土質調査、用地取得などを行い、令和5年度に実施設計、造成、令和6年から7年度にかけて建築工事を行い、令和8年度の供用開始を予定しているところでございます。 ○大城秀樹議長 宮城さゆり議員。 ◆宮城さゆり議員 では随時二次質問をさせていただきます。アについてですけれども、感染症予防対策室の体制については了解いたしました。感染予防の一環として、現在多くの感染者は自宅療養を余儀なくされております。家族全員が感染し、買物に行けないような状況の方もいるとお聞きしております。そういった方々に対して、温かい食事等の物資を届けるといった支援も今後さらに重要になってくると思うのですけれども、そのことについてお伺いいたします。 ○大城秀樹議長 仲本太市民部長。 ◎仲本太市民部長 現在、当市で実施しております自宅療養者の食料支援につきましては、新型コロナウイルス感染症陽性者で自宅療養中の方とその同居人に対し、自宅療養初期の間、無償で食料を玄関先へお届けする内容となっております。それはあくまでも沖縄県の配食サービスが開始されるまでのつなぎの支援として実施しております。食料の確保が困難な自宅療養者に対しましては、沖縄県による配食サービスが提供されることから、市独自の新たな対応につきましては現在検討していないところです。感染状況を勘案しながら、県サービスの補完事業として対応していく予定としております。あと県の配食サービスの利用対象者としましては、新型コロナウイルス感染症陽性者で自宅療養中の方で親族等の支援が得られず、あとネットスーパー等の活用が困難な方となっております。 ○大城秀樹議長 宮城さゆり議員。 ◆宮城さゆり議員 配食サービスですけれども、これは県の事業で、つなぎで名護市がこれを行っていると。自宅療養者支援のご案内というチラシがあるのですけれども、その中には配達内容としては災害備蓄食料等なので、これを頂いた方がやはりコロナで体調も悪い中で、備蓄の食品が悪いというわけではないのですけれども、もう少し温かみのある食品等の提供をしていただけたらという声がありましたので、また今後そのことも踏まえながら、検討をよろしくお願いいたします。以上です。次にイについてですけれども、待機児童について二次質問をさせていただきます。まず保育士の配置基準を超えて保育士を配置している保育施設に対しての何らかの補助はないのか、お伺いいたします。 ○大城秀樹議長 比嘉ひとみこども家庭部長
    比嘉ひとみこども家庭部長 市から認可保育施設に対して支払う給付については、保育所では基本分単価として各施設の利用定員に応じた保育士の職員配置基準に対応した単価等が含まれますが、そのほかに職員配置基準を超える部分については主任保育士加算、療育支援加算、事務職員雇上費加算、チーム保育推進加算などの加算があり、国の制度として考慮されております。ちなみに、主任保育士加算は主任保育士を設置した場合の加算。療育支援加算は主任保育士加算の対象施設かつ障がい児を受け入れている施設において主任保育士を補助する者を配置し、地域住民等の子どもの療育支援に取り組む場合の加算。事務職員雇上費加算は事務職員を配置し、延長保育事業の実施や乳児が3人以上利用している等の条件を満たした場合の加算。チーム保育推進加算は必要保育士数を超えて保育士を配置していること。キャリアを積んだチームリーダーに位置付ける等、チーム保育体制を整備すること。職員の平均経験年数が12年以上であること。当該加算による増収は、保育士の増員や当該保育所全体の賃金改善に充てることを条件とすることが要件の加算となっています。また、本議会において先議にて議決いただいた保育士等処遇改善臨時特例事業において、保育士等への処遇改善に市としても取り組んでいるところです。 ○大城秀樹議長 宮城さゆり議員。 ◆宮城さゆり議員 配置基準にはいろいろな補助があるというのが分かりました。では名護市独自の処遇改善はあるのか、お伺いいたします。 ○大城秀樹議長 比嘉ひとみこども家庭部長。 ◎比嘉ひとみこども家庭部長 先ほどお話ししました今回の処遇改善事業について、施設側は補助される額以上の賃金改善を実施することが要件となっておりますが、その配分方法については、その施設が独自に加配している職員も含めて一定の賃金改善が可能となるよう、実際の賃金改善に当たっては施設側の判断で柔軟な配分が可能となっております。市としては、まずは各保育施設において、どういった形で対象職員に対してその改善額として支給されるのかをきちんと把握することが必要であると考えております。一方で、これまで度々議会で答弁させていただいているように保育施設に対し従来の処遇改善に係る指導を行う中で、その施設の運営改善に力を入れることも大変重要であると考えておりますので、市独自の補助につきましては今後そういった内容確認も踏まえながら総合的に判断していきたいと考えております。 ○大城秀樹議長 宮城さゆり議員。 ◆宮城さゆり議員 大分前向きな答弁だと思います。社会福祉法人立保育連盟と民生教育委員会が2月に意見交換会をしたのです。その際の声として、様々な状況の中、それでも保育従事者として続けていられるのは子どもたちが好きで、人と関わることが好きで、未来を担う子どもたちの子育てを地域と連携し、協働的に行うことを目標としている情熱があるからですと。そして保育料の無償化といった子育てがしやすい環境づくりを名護市はしております。そして、それと並行して保育士が働きやすい環境づくりをお願いします。それにはまた処遇改善といった市独自の魅力をつくっていただけないでしょうかという声がございましたので、それとまた施政方針の中でも待機児童の解消に向けて、先ほどもおっしゃっていましたけれども、一歩前進していると私は思っております。今議会においても多くの議員から子育て支援、待機児童の対策についての質問がございました。待機児童解消に当たり、担当部局、こども家庭部における様々な取組に感謝いたします。待機児童は名護市の大きな課題でございます。保育料の無償化は子育て世代への多大なる支援です。これからも国、県の補助金も活用しながら、保育士の処遇改善、関連事業を継続的に実施し保育士が働きやすい環境づくり、また保育連盟等と連携を取りながら待機児童解消に向けて取り組むよう要望といたします。また、これまで一般質問にて幾度となく子育て支援への質疑をしてまいりました比嘉ひとみ部長におかれましては、丁寧な答弁ありがとうございました。感謝いたします。今議会で部長職は退任されますが、これからも名護市の将来を担う子どもたちのためにご尽力をよろしくお願いいたします。次にウの二次質問をさせていただきます。多様性を認め合う、このパートナーシップ制度についてお伺いいたします。 ○大城秀樹議長 平得薫地域経済部長。 ◎平得薫地域経済部長 現在パートナーシップ制度につきましては、県内では2市、那覇市と浦添市が実施しております。本市におきましても現在行われております市民向けの講座や、市職員向けの研修会や男女共同参画情報誌、あい・愛だよりを活用した情報発信などを引き続き、継続して行い、市民の意識啓発、理解促進など、環境整備を図りながら人権や性の多様性を認め合う制度を導入していきたいと考えております。 ○大城秀樹議長 宮城さゆり議員。 ◆宮城さゆり議員 浦添市においては多様性を尊重する、この社会を実現するためにパートナーシップ制度を条例として令和3年10月1日より施行しております。そして那覇市においても先駆けてパートナーシップ登録制度を平成28年7月8日に開始されております。すぐにこの制度の条例制定というのは厳しいものがあると思いますので、徐々にしていただければと思います。名護市もまた誰もが来やすい、多様性を認め合い尊重する社会、安心して暮らせるまちづくりを、性別等にかかわらず人権が尊重され、個性・能力を十分に発揮し活躍できる社会を目指していただくことを希望いたします。では次ですけれども、オについて二次質問をさせていただきます。介護従事者においてはコロナ感染のリスクに対応しながら、少子高齢社会を最前線で支える介護現場で働く職員は、体力的にも精神的にも大きな負担がある中、介護現場では人手不足が深刻化しております。急速な高齢化が原因で人材不足は今後も拡大する見通しで、厚生労働省の推計によると介護人材は2019年度で約211万人、団塊世代が75歳以上となる2025年度には約243万人が必要となり、現状のままでは約32万人の介護職員の人手不足となる推計もございます。名護市においても高齢化率が上がっている昨今でございます。また、現在では介護現場において本当にマンパワー不足でもございます。そこで質問をさせていただきます。市の独自の処遇改善等を検討していくことはできないのか、お伺いいたします。 ○大城秀樹議長 荻堂盛邦福祉部長。 ◎荻堂盛邦福祉部長 独自の支援策につきましては、今後介護従事者への処遇改善を継続的に進める中におきまして、その事業の対象となる事業者やそれ以外の事業者からも処遇改善についての相談や意見が寄せられるものと思われます。そうした場合におきましても、先ほどの相談やご意見、さらには処遇改善の進捗も踏まえて、市として何が支援できるのか。また、そのために何が必要なのか、総合的に検討を重ねていきたいと考えております。 ○大城秀樹議長 宮城さゆり議員。 ◆宮城さゆり議員 保育士処遇改善と同様、市内の介護従事者の声に耳を傾けていただいて、市独自の改善策、支援策をよろしくお願いいたします。そしてまた介護従事者に、個々に行き渡るような仕組みづくりの導入も重ねてよろしくお願いいたします。では次にカですけれども、今まで、また今議会でも多くの議員が一般質問をされていました。ワンストップ窓口を求める声、先進地である那覇市を参考にしながら、8月に運用開始をなさるということでありますので、市民サービスの提供をよろしくお願いいたします。では次にコミュニティバスについてですけれども、これも多くの方が質問されておりますので、私からは本格運用するこのコミュニティバスの愛称を市民から募集はできないか。また、購入するノンストップバスのラッピングはどのようにお考えでしょうか。 ○大城秀樹議長 棚橋邦晃企画部長。 ◎棚橋邦晃企画部長 まず愛称でございますけれども、コミュニティバスを本格運行する際には市民の皆様に親しまれ、多くの方々にご利用いただきたいと考えております。議員ご提案のコミュニティバスの愛称につきましては、市民から募集してまいりたいと考えております。次に、購入を予定しているノンステップバスのラッピングについてでございますけれども、プロポーザル選定委員会にて事業者提案を予定しているところでございまして、提案の内容の詳細については、その選定委員会を開催する際の仕様書の中に盛り込んでいきたいと考えておりますが、そのデザインコンセプトについての市民公募も検討したいと考えております。 ○大城秀樹議長 宮城さゆり議員。 ◆宮城さゆり議員 では次です。施政方針の中から、クの道路整備について二次質問させていただきます。事業中の橋梁(きょうりょう)が3橋、令和4年度に新たに2橋の架け替え予定をしているとのことですが、市内でも新技術を活用した工法や新材料を取り扱っている業者があると思いますけれども、名護市として新技術の活用等、どのように対応しているのか、お伺いいたします。 ○大城秀樹議長 當山賢建設部長。 ◎當山賢建設部長 市が発注する工事におきましては、名護市中小企業・小規模企業振興基本条例に基づき、特記仕様書において市内企業から選定するよう努めなければならないとうたっております。市としましては今後も受注業者に対し、地元企業を優先活用するよう周知してまいりたいと考えております。 ○大城秀樹議長 宮城さゆり議員。 ◆宮城さゆり議員 今後ともよろしくお願いいたします。では次です。冷凍冷蔵施設についてですけれども、施設の整備には多くの時間と予算が必要になると思いますけれども、施設整備に要する事業費についてお伺いいたします。 ○大城秀樹議長 玉城勝農林水産部長。 ◎玉城勝農林水産部長 事業費についてでございますが、設計などがこれからになりますので、現時点での大まかな試算額となりますが、総事業費として約39億円を見込んでおります。現地での各種調査、それから基本設計、実施設計がこれからでございますので、金額は概算額ということでご了承願いたいと思います。 ○大城秀樹議長 宮城さゆり議員。 ◆宮城さゆり議員 どのような品目を保管するのか、お伺いいたします。 ○大城秀樹議長 玉城勝農林水産部長。 ◎玉城勝農林水産部長 現在本部町や今帰仁村の既存施設においてはシークヮーサー果汁やモズク、養殖マグロの餌などが多く保管されているところでございます。本施設においても主にシークヮーサー果汁や養殖マグロの餌の保管に要する需要が大きいものと認識しております。 ○大城秀樹議長 宮城さゆり議員。 ◆宮城さゆり議員 では事項1 子育て支援について、公立幼稚園についてお伺いいたします。 ○大城秀樹議長 比嘉ひとみこども家庭部長。 ◎比嘉ひとみこども家庭部長 質問事項1要旨(1)についてお答えします。アの令和4年度入園希望者の状況につきましては、令和4年2月末現在において176人となっております。イの公立幼稚園の現状、課題、適正化につきましては、名護市には公立の幼稚園が13園ありましたが、今年度9月に久志幼稚園と瀬嵩保育所を統合した「緑風こども園」が開園しましたので現在12園となっており、そのうち屋我地幼稚園、真喜屋幼稚園、稲田幼稚園、久辺幼稚園の4園が休園となっております。また、令和4年3月1日現在、690人の定員に対し在園児数は合計で192人となっており、開園している8園のうち3園で園児数が10名以下となるなど、園児数の減少が課題となっております。ウの公立幼稚園の在り方、方針につきましては、名護市の公立幼稚園は、「名護市立幼稚園今後の在り方について(方針)」の中で、社会情勢の変化に対応できる施設の在り方についての方針があり、「認定こども園への移行や、学童施設としての活用等を検討していく」と明記されておりますので、名護市においては久志地域において久志幼稚園と瀬嵩保育所を統合した公設公営の幼保連携型認定こども園の設置に向けてこれまで取り組んできましたが、今年度9月の緑風こども園の開園で久志地域での就学前の一体的な教育・保育体制を整えることができました。こども家庭部では、久志地域以外での認定こども園への移行等についても検討が必要と考えており、幼稚園施設の有効活用も含めて幅広く検討し、方向性を示してまいりたいと考えております。 ○大城秀樹議長 宮城さゆり議員。 ◆宮城さゆり議員 県内11市、認定こども園への移行についてですけれども、11市の中で那覇市、糸満市、豊見城市の3市がもう認定こども園になっていると。浦添市、うるま市、2市においても公立幼稚園は全て認定こども園へ移行する予定となっている。石垣市、南城市についても公立幼稚園を認定こども園へ移行することになっておりまして、まだなのが宜野湾市、沖縄市、宮古島市。名護市は運営について方針をまだ決定していない状況もあります。今後は、多種多様な認定こども園の形がありますので、保護者ニーズの多様化、その要因を考慮すると、早急に方向性を決め段階的に取り組まなければならないと私は思いますので、制度への移行、時間、労力はかかると思うのですけれども、こども家庭部、教育委員会が連携を十分に図りながら、就学前保育、教育サービス及び保育環境の整備、望ましい幼児教育の実現に向けて取り組むことを要望といたします。では、これをもちまして宮城さゆり、3月議会一般質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。 ○大城秀樹議長 宮城さゆり議員の一般質問を終わります。暫時休憩いたします。                              休 憩(午後2時31分)                              再 開(午後2時41分) ○大城秀樹議長 休憩前に引き続き会議を開きます。大城敬人議員、一般質問を許します。 ◆大城敬人議員 ちょっと休憩してください。 ○大城秀樹議長 休憩します。                              休 憩(午後2時42分) (字句の削除及び訂正あり)                              再 開(午後2時42分) ○大城秀樹議長 再開します。大城敬人議員。 ◆大城敬人議員 議席番号11番、大城敬人議員、議長のお許しが出ましたので、一般質問を始めていきたいと思います。初めに、今ウクライナで行われているロシアによる残虐な侵略行為、いよいよキエフが包囲されて、市民が虐殺されるような状況が伝えられています。ロシアはシリアでもこのように人道回廊と言って逃げ道をつくって、市民を全員1か所にまとめるようにして虐殺したわけです。それと似たようなことを、またキエフでもやるのではないかという懸念があります。国際法上も許し難いこのようなプーチンによる蛮行を、私たちは75年前のあの大戦で国内で唯一地上戦がやられて県民の4人に1人が犠牲になった沖縄県民としては、本当にテレビから流れてくる子どもたちの悲惨な状況を見るにつけても、絶対これは許してはいけないのだと。既にウクライナから出た人は260万人を超えたようです。ロシアではデモなどによって1万4,000人が拘束されていると。少なくともロシアの中でもデモをしているというのを、ぜひ頑張っていただきたいと思います。心からロシアの侵攻に対して憤りをもって抗議したいと、そのように思います。これから分かってくることは皆さん、まず今の状況を見ても、有事のときにやられるのは基地が攻撃されるということです。現在私たちの名護市で進められている、この大浦湾・辺野古での新基地建設は、まさにこれからの未来において名護市民・県民の平和に対して、イの一番に攻撃される基地を造るということは許されるものではないんだと、改めて市長にもいろいろと考えてほしいと思うところであります。それでは質問に入っていきます。質問事項1 辺野古新基地建設について。要旨(1)2月24日で新基地建設の是非を問う県民投票から3年になりました。去る12月定例会で1万8,000人、72.6%の市民が反対に投票しましたが、民意は無視されたと申し上げました。これに対して市長は「市長権限に属する事項について法令等に基づき適切に対応しているものであり、議員発言のような事実はないということを申し上げます。」と答弁されています。辺野古の海・大浦湾の埋立てに係る市長権限についてお伺いします。要旨(2)新基地建設と大浦湾埋立てに関連して以下のことについて伺います。ア 新基地建設に伴って場周経路は楕円形に変わりました。防衛局が示した新基地の飛行経路について伺います。(比較のため、場周経路の楕円形と台形の比較図を提出してください。)ありがとうございました。資料が提出されました。イ 新基地の有視界飛行経路で、南西よりの風向きで行う離着陸の経路と辺野古区との距離は何メートルか。(防衛局の資料で示してください。)これも資料が出ています。ありがとうございました。ウ 防衛局が示した新基地建設に伴う辺野古周辺定置における航空機騒音シミュレーションの最大値と、名護市が現在測定している測定局の最大値について伺います。(比較を騒音デシベルとパーセントで示した一覧表を提出してください。)これも資料を提出していただいて、ありがとうございました。エ 大浦湾埋立てによって失われる辺野古ダム側の文化財等について伺います。具体的に文化財名称で示してください。オ 大浦湾埋立てによって長島・平島への立入りはできなくなるのかどうか伺います。カ 大浦湾の軟弱地盤改良のための海砂利を防衛局はどこから採取する計画ですか。キ 名護市地域の現在海砂利採取が行われている場所及びこれから予定される場所について図面を提出してください。また、海砂利採取業者は現在何社で、これから希望する業者は何社ですか。ク 海砂利採取で市内漁業組合に支払われる協力金は1立方メートル当たりいくらですか。事項2 行政不服審査法に関連して。要旨(1)12月定例会の質問で答えなかった市長に伺います。行政不服審査法はお読みになりましたでしょうか。行政不服審査法は誰のために制定された法律であると認識しましたか。事項3 美謝川水路変更について。要旨(1)水路線上に市有地があります。国は市有地を取得せずに水路工事ができるのか伺います。事項4 キャンプ・シュワーブによる基地被害について。要旨(1)市長が国に要請した航空機騒音及び爆発音の被害に関連して、久志農業用ダム周辺離着陸帯の撤去について国に要請していただきたい。なぜなら県立農業大学校移設予定地はガンダーから500メートルの近距離にあります。またオスプレイによる夜間の訓練飛行が頻繁に行われるため、学習環境が著しく阻害されるおそれがあります。市長の見解を伺います。要旨(2)久辺三区周辺の住宅及び学校上空での飛行訓練の禁止を申し入れてもらいたい。市長の見解を伺います。要旨(3)久志区の住宅上空での機関銃の銃口を住民地域に向けた飛行訓練に対する抗議と飛行禁止を強く申し入れていただきたい。市長の見解を伺います。これは、このように機関銃を機内から住民地域に向けてやっています。これは辺野古の公民館の上で撮られた写真です。昨年12月14日、午前11時43分に撮られています(写真提示)。事項5 市が処分した土地について。要旨(1)2月18日、市民15人が市長を提訴しました。これについて市長の見解を伺います。事項6 基地関連の傾斜配分について。要旨(1)普通交付税における基地関連経費の傾斜配分について、三共地域(喜瀬区・幸喜区・許田区(長浜原地域))を対象外にする根拠として二見以北地域と基地被害の状況にどのような差異があるのか伺います。現在名護市が行っている航空機騒音の調査結果によると三共地域は二見以北地域と比べ2倍の騒音被害を被っています。二見以北地域は傾斜配分の交付対象で、なぜ三共地域が傾斜配分の交付対象外になるのか、整合性を具体的に説明してください。行政の不公平・不公正な運営は許されません。市長の見解を伺います。事項7 三原区ちばる事業について。要旨(1)9月定例会で市は三原区ちばる事業報告関連資料273ページを議員のタブレットに開示されました。議員の理解を得るために示したと答弁されました。ところで、開示された資料の124ページの領収書と139ページの領収書を比較して、2つの領収書の違いは誰が見ても分かる資料です。領収書を偽造したとされる人物も特定され、本人が偽造したことを認めました。さらに140ページの請求書も偽造です。請求書の事業地、三原65-3番地はカヌチャグリーンのマッコウ栽培地です。平成29年6月19日に総務財政常任委員会が現地調査を行ったときに、三原区ちばる事業の代表者自身が現地で三原65-3番地はカヌチャグリーンのマッコウ栽培地であることを説明していました。領収書・請求書を偽造された会社代表者は議会でも私が紹介したとおり否定していました。市は議会の理解を求めるためとはいえ、偽造された領収書の会社代表者の氏名をマスキングせずに議会に開示したことは、本人の名誉を著しく傷つけるものであり、人権を無視したものであり、弁解の余地もありません。これは名護市情報公開条例及び名護市個人情報保護条例に違反しています。市長の見解を伺います。二次質問は自席で行います。答弁は簡潔にお願いします。特にこの事項1要旨(2)ウの答弁ですけれども、シミュレーションと同じ地域のデシベルとの比較は、どの地域の比較パーセントかということだけお答えいただきたいと思います。一々細かなものは要らないと思うのです。なぜならば、この環境影響評価のシミュレーションというのがいかにでたらめかというのが分かってきますので、現在の実測値との比較ですから、どれだけ高いかという地域別の比較パーセントだけを言ってください。 ○大城秀樹議長 さきの通告により一問一答事項別の申出がありますので、市当局は事項別に答弁をお願いします。祖慶実季総務部参事。 ◎祖慶実季総務部参事 質問事項1についてお答えします。まず要旨(1)についてお答えします。大浦湾の埋立てに係る市長権限としましては、公有水面埋立法で市長意見の聴取が定められております。その他の法令に基づく権限については、今後、事業者において具体的に市長の許可等が必要な行為を行おうとする場合において、申請等がなされた際に法令等に基づき適切に対応したいと考えております。次に、要旨(2)についてお答えします。まずアにつきましては資料を提出しておりますのでご確認をお願いします。表紙をめくっていただいて、2ページと3ページが普天間飛行場代替施設建設事業に係る環境影響評価書から抜粋した飛行経路の資料となっております。次にイにつきまして、資料の4ページと5ページが同様に環境影響評価書から抜粋した資料となっており、辺野古区と飛行経路との距離は約1,100メートルとなっております。次にウにつきましては、資料6ページに同じく環境影響評価書に示されているピーク騒音レベルの予測値の最大値と市が測定した航空機騒音との最大値との比較表となっております。先ほどありましたように比較としまして、安部区122%、瀬嵩区で148%、辺野古区が137%、豊原区が147%、久志区が154%となっておりますので、資料でご確認願いたいと思います。次にエにつきましては、辺野古ダム周辺における埋立土砂発生区域には、琉球王府時代に主要幹線道として整備された宿道が一部現存しています。また、明治から昭和初期にかけて入植したとされる美謝川屋取集落の住居跡や畑跡などの遺構が確認されており、美謝川集落関連遺跡群と称しております。次にオにつきまして、沖縄防衛局に確認をしましたところ、長島・平島についての所管は財務省であり、沖縄総合事務局がその事務を所掌している国有財産とのことでございました。また、沖縄防衛局は沖縄総合事務局から使用承認を得て使用している立場であり、ご質問の大浦湾埋立て後の立入りについては、その時点で長島・平島を所管する財務省・沖縄総合事務局や使用者との調整により判断されるものと承知していますと伺っております。次にカにつきまして、沖縄防衛局に確認をしましたところ、海砂利の具体的な調達場所については工事の実施段階で決定するものであり、現時点でお示しすることは困難であるとのことでございました。なお、海砂利の調達に当たっては、砂利採取法に基づく許可を得ている海砂利採取業者からの調達を予定しておりますと伺っております。次にキにつきまして、現在、名護市地域で海砂利採取が行われている場所は1か所ございます。図面の提供について海砂利採取関連業務を所管する沖縄県海岸防災課に確認をしましたところ、図面等については県が公文書公開請求を受けて公開の可否を判断しているとのことであり、市として提供できませんのでご了承願います。また、海砂利採取業者につきましても沖縄県海岸防災課に確認をしましたところ、昨年度が4社、今年度も4社の業者が県の認可を受けていると伺っております。これから希望する業者数は不明とのことでございました。次にクにつきましては、海砂利採取に当たり漁業組合に支払われる協力金につきましては、海砂利採取業者と漁業組合との間で決められるものと承知をしており、市は公表する立場にはないと考えております。 ○大城秀樹議長 大城敬人議員。 ◆大城敬人議員 答弁を一括にしてください。時間がないですから。 ○大城秀樹議長 祖慶実季総務部参事。 ◎祖慶実季総務部参事 それでは質問事項3についてお答えします。提供施設・区域内の土地に関しては、国と土地所有者である市との間で賃貸借契約を締結することにより、国が使用権原を取得しているものと認識しております。 ○大城秀樹議長 渡具知武豊市長。 ◎渡具知武豊市長 質問の事項2要旨(1)についてお答えいたします。行政不服審査法は国民の権利利益の救済を図るとともに、行政の適正な運営を確保することを目的として制定されているものと理解をしております。続きまして質問事項4について要旨(1)、(2)、(3)は関連しますので、一括でお答えしたいと思います。これまで関係閣僚と面会する機会において、キャンプ・シュワーブ内の離着陸帯の撤去を要請しており、特に沖縄工業高等専門学校に近いフェニックスにつきましては、優先的に実施するよう求めてまいりました。また、沖縄県軍用地転用促進・基地問題協議会の要請においても、キャンプ・シュワーブ内のフェニックス及びガンダーの使用中止など住宅地上空の飛行を回避する対策について求めております。沖縄県立農業大学校は宜野座村松田に移転することが決定しておりまして、ご質問の離着陸帯ガンダーの撤去を優先して求めることにつきましては、必要に応じて同大学校に関係する沖縄県や宜野座村と調整の上、国に要請することなど検討してまいりたいと考えております。 ○大城秀樹議長 棚橋邦晃企画部長。 ◎棚橋邦晃企画部長 私から質問事項5要旨(1)についてお答えいたします。こちらは訴状が届いておらず、訴状の内容を確認しておりませんので回答ができません。 ○大城秀樹議長 比嘉一文総務部長。 ◎比嘉一文総務部長 質問の事項6についてお答えします。久志二見以北十区地域振興補助金の制度が設置される以前は、二見以北十区は駐留軍用地賃貸借料の分収金の配当を受けている地区と同様に軍用車両や航空機の騒音など、基地が所在することによる影響があるにもかかわらず行政措置が講じられておらず、二見以北十区から措置を講じるよう要請がなされておりました。しかしながら、市財政も厳しい中にあって、その措置を講じることができない状況となっておりました。平成9年度に普通交付税における基地関連経費の傾斜配分が新設されたことから、本市における駐留軍用地賃貸借料の分収金の配当などを受けていない二見以北十区を対象に、地域振興補助金を交付しております。地域振興補助金の制度は、二見以北十区も基地が所在することによる影響があるにもかかわらず、分収金などの手当てがなされていなかったことなど様々な事情を勘案して措置されたものでございますので、地域振興補助金を二見以北十区以外に拡大することは検討しておりません。ご理解をよろしくお願いいたします。 ○大城秀樹議長 平得薫地域経済部長。 ◎平得薫地域経済部長 それでは私のほうからは質問事項7要旨(1)についてお答えいたします。議員質問の三原区ちばる事業について、平成27年度ちばる地域提案事業で三原区において実施された三原区マッコウの里復活プロジェクトは、平成28年に三原区民から市議会宛て陳情がなされ総務財政常任委員会に付託され調査を行った末、陳情取下げとなっております。また、同年三原区民から名護警察署へ刑事告発があり、市職員を含む関係者が聴取を受けた結果、告発不受理となっております。平成30年には三原区民から市監査委員へ住民監査請求がされましたが、却下となっております。複数の確認を経て、完了としている事業であることをご理解ください。名護市情報公開条例により公文書は原則公開するとしておりますが、名護市情報公開条例第7条において「個人に関する情報であって、当該情報に含まれる氏名、生年月日その他の記述等により、特定の個人を識別することができるもの」や「法人その他の団体に関する情報又は事業を営む個人の当該事業に関する情報であって、公にすることにより、当該法人等又は当該個人に著しい不利益を与えることが明らかであるもの」などについては公開しないことができる情報とされていることから、本市においては議会へ提供する資料も含めて同規定に該当する情報は原則公開しないこととして制度を運用しております。しかし、本案件は長期にわたり問題が継続している状況を踏まえ、議員の理解を深めていただく必要性があると考え、また、議員を含む議会についても名護市情報公開条例及び名護市個人情報保護条例に規定されている実施機関の一つであり、業務に関連する実施機関内での文書のやり取りであること、提供した資料の取扱いについて職員と同様に同条例の適用を受けることなどから、直ちに条例に違反しているものとは考えておりません。 ○大城秀樹議長 大城敬人議員。 ◆大城敬人議員 改めてお尋ねしますけれども、市長は12月議会で私が指摘した民意を無視しているということについて、民意は無視していないというお答えでありましたよね。このことについて今日の一般質問の最初に言っているのですが、ちなみに県民投票では1万8,077名の反対があって、投票者の72.7%が反対意見だったのです。先日の1月23日の市長選挙で、市長が得票された票は1万9,524票で57.4%です。圧倒的に新基地建設反対というのが市民の民意です。しかも、これを有権者比で見るとどうなるか。果たして有権者の状況と比較してどうなのかということで見てみますと、新基地建設・埋立てに反対の有権者比は36.6%。これは有権者が4万9,292名で、それで市長の今回の得票に対する有権者比は38.8%です。前回の市長の得票は54.3%で、有権者比が41.8%で前回のほうが有権者比は高いのです。今回は38.8%と36.6%で、この1万8,000人の反対というのは、ほぼ市長選挙と同じように民意が表明されているわけですよね。したがって市長にお尋ねしますけれども、市長は民意は無視していないと言うのは……。このような事実をもってすれば、当然民主主義の社会においては尊重すべきではないのかと。民意として捉えるべきではないかと思うのです。どのようにお考えですか。 ○大城秀樹議長 渡具知武豊市長。 ◎渡具知武豊市長 いま選挙の話がありました。民意の話もございましたけれども、今回私が市民の負託を受けて名護市長になったと。選挙において候補者が掲げる様々な政策については、有権者が総合的に判断して投票行動を行うものだと理解をしております。普天間飛行場の代替施設建設事業については、市民の皆様は様々な考え方を持っていると認識をしており、選挙の結果をもって移設問題についての是非を判断するということは難しいと考えております。 ○大城秀樹議長 大城敬人議員。 ◆大城敬人議員 政府関係者においては、あたかも今度の渡具知市長の当選は新基地建設を市民が認めたんだと、それを表明した者もおられます。なぜそういう表明に至るかという問題ですよね。要するに政府は4年前の市長選挙から新基地建設を進めるがために、渡具知市長の市長選挙に直接介入して進めると。今回どういうことがあったかと言いますと、沖縄に強い関心を持つ菅前首相が、渡具知支援のために秘書を派遣し、自身も県内経済界の関係者に電話で支援を依頼するなど、てこ入れの手を緩めなかった。菅氏ら東京サイドの動きにつられるように、地元の動きも活発化していった。自民党の関係者が何と言っているか。ある自民党国会議員は、「次の市長選挙からは普通の選挙になるかもしれないね」とつぶやいたと。要するに私たちの大切な市長選挙に、新基地建設を進める側が、政府が直接この市長選挙を応援しているということです。そのことによって市長が誕生しているということを忘れてはならないと思います。市長も選挙直後のインタビューで「新基地建設に反対する人も私に投票した人はいます。」ということをおっしゃっているわけですよね。ですから、これからの市政運営において、この72.7%の新基地建設に反対という市民の声があるということを十分に認識されて行政運営を進めていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。 ○大城秀樹議長 渡具知武豊市長。 ◎渡具知武豊市長 行政運営については、常に公平に進めていくということだと思っております。基地問題だけに限らず、あらゆる市民のいろんな意見、そういったものも十分取り入れながら対応していきたいと思っているところでございます。 ○大城秀樹議長 大城敬人議員。 ◆大城敬人議員 それではぜひ謙虚に市民の声に耳を傾けてやっていただきたいと思います。要旨(2)の、先ほどもありましたように新基地建設は環境影響評価で示された具体的な数字、これがどんどん変わっていったという実態があるのです。大きな問題は、ここでも資料に出ていますように、場周経路が当初の台形から楕円になりました。これは日米2プラス2で決まったのですが、それによって市長、いま見ておられるその図面です。カラーの図面、一番前、この図面です。これについて米軍は安部に引っかかるということを言ったのです。北東、北北東のほうから見ると、カヌチャリゾートが真下になるのです。しかも、私が問うていないので答えてはいないのですが、離着陸時の高度が230メートルです。これでは、もうゴルフなんかはできる状況ではないです。そして安部が直下になります。この線上を見ていただいたら分かります。しかもこれについては当初からヘリコプターが台形に飛ぶはずがありませんと米軍は主張してきたのですが、防衛局はそうでないと県民の反対を食らうからということで強く台形を主張したという経過があったということも米国の報告にあります。その結果、最後になって2プラス2で楕円形になって、結局は地域住民には上空回避すると言っていたことが、直接アメリカも認めるように触るという事態になっているのです。しかも、資料にありましたように1年間の風向、写真、青いグラフになります。風向を見ても分かりますように、いわゆるL字型では飛行機は飛ばないのです。結局V字型というのは市民の、地域を外すために言ったのですが、そうではなくて風向き、風向、それが調査の結果、北東が多いと、これが出ているわけです。そのグラフにあるように。その結果、安部や二見以北が直接今度は離着陸の騒音にさらされる。それから久志地域でも松田では離着陸時の高度が230メートルですし、今日の資料にありますように500メートルや700メートルから少し離れたとはいえ、高度からしても非常に辺野古、久志、豊原の騒音は増すものだということが分かります。何よりもノースカロライナのオスプレイ基地を中心にして造られた……。最大値、これは米軍も最大値ですし、また名護市の測定局も最大値でやっているのですが、久志はMV-22では最高163%、それからCH-53でも久志は154%。結局環境影響評価書で示した最後にも、この数字は甘いからというので修正してあげたにもかかわらず、こんななのです。要するに政府は、この新基地建設を進めるに当たっては、あらゆる問題であるサンゴや大浦湾の生物、そして自然、そういったものに対して影響はないと言っているのですが、名護市民の財産であるあらゆるところに害を及ぼしている結果になっているのです。今回はこの辺でとどめたいのですが、次の6月の議会には軍事面でどのような隠されてきたことがあったのかということをまたやりたいと思いますので、ひとつ調べておいていただきたいと思います。そこでカとキとクの問題です。今から25年前の環境影響評価に、このように既に大浦湾には90メートルに至る、こういう引き込みがあると。どういうことを言っているかと言うと、断層によると考えられる落ち込みがあるということを25年前に言っているのです。これは環境影響評価書にそのままカラーで載っているのです。防衛局は最初から分かっているわけです。そういった所に無理に飛行場を造ろうということが進められているわけです。そういったことも私たちは見逃してはいけないと。それと、そのための改良工事が行われている。7万7,000本のくいを打つ。そこに砂をくいの中に入れると。いわゆる軟弱地盤の改良です。砂の問題についてですが、図面は県からもらえなかったと言ったのですが、情報公開請求をして市長にも資料をあげましたように、北部では11件の採取場所があります。県全体で21件、これまでの2年前の採取量が111万8,370立方メートル、海砂利が取られているわけです。こうした状況の中で何が起こったかというのは、市長、あの資料を見てください。先ほどの写真集です。久志と嘉陽です。まず、この嘉陽のリーフのすぐ近い所にバキュームの大型船が来て砂を取り出した。その結果、どうなったか。これがあの美しかった嘉陽の浜、砂がみんななくなったのです。そればかりではなくて、この岩の下のほうの白いのを見てください。そこまで砂が埋まっていたのですが、なくなったために太陽に焼かれた黒い所との境目がくっきりしていると思います。市長の図面には全部説明書きを入れておきましたので。これが砂がなくなってモクマオウの根が全部出て、この一帯のモクマオウが全部立ち枯れしてしまった。その結果、嘉陽のムラのほうに台風時、砂が全部ムラに入ってきた。そして県が護岸を造ったというのがあります。それから久志です。久志は、この今の護岸との関係です。新基地建設の護岸との関係が言えると思います。というのはどういうことかと言うと、この久志の川の陸側に護岸を造ったのです。その結果、潮流が変わったせいだと思いますが、ここにありますように、この2つの写真です。久志の土地改良地域までも全部崩れ出した。浜の砂が全部なくなったのです。この保全の、県が立てた石柱の指標も、砂浜の真ん中に石柱だけが残ったのです。このように砂がなくなった。このようにして新基地建設であれだけ護岸をして潮流が変わると、私たちの海岸線がこれほどの被害を受けるということを示しているわけです。これからすると、この新基地建設によって起こる問題はまだまだいろいろあるのですが、これもまた6月に追加をしていきたいと思います。海砂利の問題です。昨日、羽地漁協のほうに、いま海砂利の申請はどれだけあるかと伺いましたら、「数か所の希望はあるけれども、4月にならないと分からない」と言うのです。4月が決定期なのか知りませんけれども、県でもこの許可をする担当として4月にならないと分からないということで、先日県にも伺ってきたのですが、こういう状況下にあって、毎年建設用に使われる、あるいは様々に使われる沖縄の財産でありますこの海砂利、これについて、いま大浦の埋立ての、軟弱地盤改良のために海砂利をたくさん取ろうと。現在既に中城湾にも積まれていますし、これが今帰仁村では通常の海砂利が堆積しているところですが、名護には天仁屋と安部海域というのがあるのです。それが嘉陽も入って、しかも県としてはリーフから700メートル以上深い所でということになっているのですけれども、これもいま資料でお見せしているように、この採取船はリーフのすぐ近くでやったのです。その結果、嘉陽の浜砂はなくなったと。しかも現在では物すごい力なものだから、かなりの石でも全部吸い上げるんだというふうに言われています。こういう関係で新基地建設の軟弱地盤についてお答えいただきたいと言ったのは、海砂利はどこから採取するのかと防衛局は言っているかということを、ちょっと耳が遠くて、今イヤホンをつけたので聞こえますけれども、もう一度お聞かせいただきたい。と言いますのは、この海砂利をめぐって、これからどういう問題が起こってくるかというのも想像できるわけです。一つは北部地域の海岸、県土の保全のために、この海砂利については通常以上の量を使用する量以上に取らないようなことも名護市でもして、県に要請するということも必要ではないか。もう既に嘉陽と久志でこういう実態があるわけですから、いま示した資料を基に県に対して、この東地域からの海砂利の採取については自然環境を守るためにも、海砂利の採取については県が安易な許可を出さないように十分に検討してもらいたいということで、名護市も意見を出していただきたいと思いますが、いかがでしょうか。 ○大城秀樹議長 祖慶実季総務部参事。 ◎祖慶実季総務部参事 一次答弁の繰り返しで申し訳ございませんけれども、沖縄防衛局に確認をしましたところ、海砂利採取の具体的な調達場所については工事の実施段階で決定するものであり、現時点でお示しすることは困難であるということでございました。 ○大城秀樹議長 當山賢建設部長。 ◎當山賢建設部長 採取の申請が来た場合に、採取については十分に配慮するような形で申出をしていきたいと考えております。 ○大城秀樹議長 大城敬人議員。 ◆大城敬人議員 なぜこれを強調するかと言うと、25年前に東海岸の嘉陽の砂が取られた後のことですけれども、漁業組合から許可してほしいと。議会で大城議員がそういったことを取り上げているけれども、ぜひ認めていただきたいのだと。先ほどお答えがあったように1立米当たり大体120円から160円ぐらい、これが漁業組合の原資になっていると。組合員の生活補助をする。名護でも8,000万円ぐらい入る予定だから、ぜひ認めてくれという話があったのです。それを、それは困るんだと。この状況を見てごらんと。嘉陽の状況を見たら、到底これは取れるものじゃないだろうということで、当時の漁業組合長に断念を求めたのです。ですから、今後もこの問題について、まだ先のことのようにおっしゃいますけれども、海砂利についてはいま申し上げたように漁業組合の、協力金の、原資の問題があって、むやみに許可をするようなことがあってはいけないのだということもしっかりと押さえた上で対応していただきたいと思いますが、いかがですか。 ○大城秀樹議長 當山賢建設部長。 ◎當山賢建設部長 採取に関してはいま調べていますので県と相談しながら、採取地等も確認しながら調整していきたいと考えております。 ○大城秀樹議長 大城敬人議員。 ◆大城敬人議員 飛び飛びになりますけれども、事項7のことについて言えば、非常に名護市の人権感覚というのかな……。いま部長がお答えになっているのは私の質問に答えていないのです。今回273ページの資料開示をしたのは議会のためだとおっしゃったのですが、その中に、領収書が偽造されていることが明確になった中で、その偽造されている領収書に会社代表の実名がマスキングなしで出ているのです。そのことについてどういうことかと言うと、名護市の個人情報保護条例は、これからちょっと抜粋しましたが、条例の目的ですけれども、「この条例は、個人情報の適正な取扱いに関し必要な事項を定めるとともに、自己に関する個人情報の開示、訂正等を請求する権利を保障することにより、個人の尊厳の維持と市民生活の安定を図り、もって市民の基本的人権を擁護することを目的とする。」とあります。情報公開条例よりもこの個人情報保護条例というのは非常に大事なもので、名護市の市長への手紙の一番最後の第10条にも個人情報の保護ということがちゃんとうたわれているのです。このことからして今回出しているのは最後に言っているように偽造した領収書の氏名に、そうでない会社の代表の名前が実名で載ってタブレットに開示されていますと。これは何と言ったって個人情報保護法に違反するものです。そのことを言っているのであって、同じようなことを繰り返し繰り返し答弁されていますが、そういう話をしているのではないのです。今回の開示された273ページの中に、このように実名がマスキングされずに公開されているのです。まさに名誉が傷つけられているのです。そのことを言っているのですから、そのことについて答えるべきです。市長、これは本当に人権問題です。これがそういう答えだったら法的な裁定をもらう、そういったことも出てきますから、本当にこれでいいのかと。マスキングされていないのです。かつてマスキングしたものであっても実名が分かるのは違法だということになったではないですか。このような実態について、人権感覚はゼロですな。何回も同じことをやってきたのですが、今の答弁は繰り返して言っているだけで、ここで言っている実名を開示したということについては、これはもう完全に個人情報保護法を逸脱しているのです。どうするかというのをお答えいただきたい。 ○大城秀樹議長 平得薫地域経済部長。 ◎平得薫地域経済部長 この資料につきましても複数の確認を経て、全て完了した事業であります。それをご理解いただきたいと考えております。 ○大城秀樹議長 大城敬人議員。 ◆大城敬人議員 事項5について、先ほど棚橋部長は訴状が届いていないとかと言うのです。2月18日に提訴したわけですから、一般常識としては皆さんのほうに訴状が届いているという理解をしておりました。しかし届いていないと言うので、この原告団から本件訴訟の概要というのが出ているのです。この中でどのようなことがうたわれているのかというので、これから訴状が届くと思いますので、ちょっと読んでみます。名護市長、大和ハウスJVらが名護市の旧消防庁舎跡地を議会の決議を経ずしてサーバントに売却したことが違法な財務会計行為に当たり、それによって名護市に損害が生じたとして、その是正を求める訴訟であると。請求の趣旨、1、名護市長が財産の管理を怠る事実の違法確認(地方自治法第242条の2第1項第3号)。2、名護市が名護市長らに対し、損害賠償請求をすることの義務付け(地方自治法第242条の2第1項第4号)。予想される争点、違法な財務会計行為の有無。本件公募プロポーザルにおける大和ハウスJVのプレゼンは、土地の売却先はホクセイ。それから議会における説明では、名護市を所在とする新設法人。それから実際の売却先はサーバント。本件においてサーバントを売却先とする議会の決議は存在しない。また、当初プロポーザルで上がっていたホクセイもサーバントも名護市長の姉の夫が常務執行役員を務める丸政工務店の子会社。サーバントへの本件土地の売却は、名護市長と大和ハウスJVらが、当初から名護市長の親族が役員を務める会社の子会社に本件土地を売却させる目的でなされたものであり、違法な財務会計行為に当たる、こういうことがあります。どういうことかと言うと、実は私、今日この社長、会長を務める方に直接お電話で確認したところ、現在仲尾区のサーバントの事務所には人がおりません。それから登記簿にあるホクセイの、金武町の、元の丸政工務店の本社であります。そこにもホクセイは今ありません。そのことを今朝電話で会長に確認しました。全部現在丸政工務店の本社にあるわけです。どういうことですかね。4億2,000万円の土地を預かる会社が、事務所だけはあって人がいないと。しかも、この問題はプロポーザルでホクセイということがずっとあったのです。これは棚橋企画部長が一番最初に答弁されたのかな、名護市為又で実績のある企業ということが、為又という土地名もちょっと間違われたのではなかったかと思うのですが、大北区にある量販店のドン・キホーテを経営しているのがホクセイです。このホクセイが、名護市で実績がある会社だったのです。そういうことで名護市議会で令和元年7月26日の議決がされて、それで4か月後にはサーバントに協議書によって、話合いで所有権が移ったということですが、実はこの前、東恩納琢磨議員がこの資料要求をして、先日東恩納琢磨議員が子どもの発熱で、オミクロン株の感染かなということで慌てて呼ばれていなかったものですから関連の質疑もできなかったのですが、この資料を見てびっくりしています。令和元年7月26日に議会の議決を経ているのです。それがこのJVから、大和ハウスなどから8月1日に、6日後ですよね、早速変更の依頼があって、中身の変更。それからあれだけプロポーザルで名護市が示していた支払いの件です。4,200万円の保証金の支払い後、売買契約、議決が行われたらすぐに、1か月以内には残金を払うという契約がちゃんとあるわけです。それを8日たたないで、この支払いの延期をお願いすると。それが1日後の8月2日には、もういいですよと名護市は答えている。しかも今回東恩納琢磨議員が、去る12月議会で分かったことは、このプロポーザルで示されたスキーム図、このスキーム図にホクセイというのがしっかりと書かれていたのに、これが私たち議会に出された資料はそうじゃないのです。同じ3月22日の日付です。これはまさに名護市の議会を軽んじるというか、どういうつもりでこのようなことをやっているのか分かりませんが、まさにこのスキームの図の差し替えは、差し替えているのですよ、これ。改ざんなのです。名護市議会を全部だましているのです。プロポーザルでホクセイと言っているわけです。しかもこれは名護市の私の、3月の一般質問に出してあった時系列、この中に当初、名護市に家・土地を所有する者ということで、協議書の中にもはっきりと家と土地を所有するサーバントと書いているのです。ところがそれは実は仲尾区の民家の一室を借りて、今も人はいない。そういう形で行われていると。考えられないのは、議決をしたたった6日後に、この決まった支払いの期限を延ばしていく。9月と言っていたのに、また9月から12月に延ばしたのです。こんなこと、名護市の議会が黙っていたら大変なことになる。こんなことをやられたら、もうひどいじゃないですか。行政のていをなしていないですよ。行政というのはそう簡単に、1日、明くる日に「はい、分かりました。どうぞやってください。」、また「分かりました。すぐやってください。」、こんなことを市長、やられているのですよ。考えるに、市長は十分掌握されていなかったのではないかと思うのです。これほどひどいことがやられていることを、私たち議会は黙っていたら駄目だと思います。これは徹底的に調べないといけない。この中身を見て、私は絶対これは許してはいけないと。議会の権威に関わります。以上で終わります。 ○大城秀樹議長 大城敬人議員の一般質問を終わります。 本日はこれにて散会します。お疲れさまでした。                              散 会(午後3時46分)...